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【市況】ダウ先物は反発 楽観的ムードが継続 マイクロンが時間外で上昇=米国株

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 42476(+200.00 +0.47%)
S&P500 5827.25(+48.25 +0.83%)
ナスダック100先物 20510.75(+318.75 +1.58%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇している。前日のダウ平均は上げ一服となったが、先週のFOMC後からの楽観ムードは継続しているようだ。IT・ハイテク株にも買いが入っているが、半導体関連株が時間外で上昇しており上げを主導している。

 前日引け後に発表されたマイクロン・テクノロジー<MU>の決算がサポートしている模様。ガイダンスで第1四半期の1株利益および売上高が予想を上回った。堅調なAI需要がデータセンター向けのDRAMと高帯域幅メモリ製品の売上急増を牽引した。AI需要と同社の価格設定力に前向きな見方を示しており、今回の決算は昨年の不況から脱しつつあることを示唆した。これを受けてアプライド<AMAT>やラムリサーチ<LRCX>も時間外で連れ高となっている。

 市場はソフトランディグ期待を裏付ける経済指標を待っているが、先ほど米新規失業保険申請件数が発表され2週連続で減少していた。予想も下回っている。第2四半期のGDP確報値も公表され3.0%のプラス成長となった。一連の経済指標は堅調な経済を裏付けるものと捉えられているようで、発表後に米株式市場はポジティブな反応を示している。

 例年9月は最悪の月と言われているが、いまのところ今年の9月は上げで終わりそうな雰囲気となっている。しかし、11月初めの米大統領選を控えて慎重な見方も少なくない。

 「今後1カ月間の株式市場の動きはコイントスと同じようなものだ。それがまさに今起こっていることだと思いう。なぜなら、いくつかのポジション調整が行われたうえに、われわれはいま、選挙までの40日について考えているからだ」との声が出ている。「多くの投資家は、選挙の日までは資本を投入したくないと考えている。どちらが勝かは関係ない。ただ、そのイベントを終わらせたいだけだ」とも述べていた。

 ITサービスのアクセンチュア<ACN>が決算を受け時間外で上昇。第1四半期の売上高見通しが予想を上回った点が好感されている。

 スターバックス<SBUX>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の92ドルから115ドルに引き上げた。前日終値よりも20%高い水準。新CEO就任以来の市場の楽観論は十分に正当化されると述べている。

 オーディオ製品のソノス<SONO>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に2段階引き下げ、目標株価も11ドルに設定した。同社のアプリのデザイン変更が売上高と損益に好影響を与えることはないと述べている。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
マイクロン<MU> 112.87(+17.10 +17.86%)
アクセンチュア<ACN> 355.50(+18.45 +5.47%)
スターバックス<SBUX> 98.45(+2.83 +2.96%)
ソノス<SONO> 11.70(-0.89 -7.07%)

アップル<AAPL> 228.10(+1.73 +0.76%)
マイクロソフト<MSFT> 435.38(+3.27 +0.76%)
アマゾン<AMZN> 194.40(+1.87 +0.97%)
アルファベット<GOOG> 165.00(+2.01 +1.23%)
テスラ<TSLA> 262.20(+5.18 +2.02%)
メタ<META> 577.89(+9.58 +1.69%)
エヌビディア<NVDA> 126.57(+3.06 +2.48%)
AMD<AMD> 167.00(+4.98 +3.07%)
イーライリリー<LLY> 924.44(-0.12 -0.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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