【材料】スチールケースが決算受け大幅安　大口顧客や中国からの需要が落ち込む＝米国株個別

（NY時間09:43）（日本時間22:43）
スチールケース<SCS>　12.45（-1.66　-11.76%）

　在宅勤務や職場向けの什器を手掛けるスチールケース<SCS>が大幅安。前日引け後に６－８月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益は予想を上回ったものの売上高は予想を下回った。大口顧客や中国からの需要が落ち込んだ。ガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示している。

　なお、四半期配当は１株０．１０ドルを維持し、配当落ちは９月３０日で１０月１５日に支払う。

（６－８月・第２四半期）
・１株利益（調整後）：0.39ドル（予想：0.37ドル）
・売上高：8.56億ドル　0.1％増（予想：8.64億ドル）
・粗利益率：34.5％

（９－１１月・第３四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.21～0.25ドル（予想：0.23ドル）
・売上高：7.85～8.10億ドル（予想：8.12億ドル）
・粗利益率：約32.5～33％

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：0.85～1.00ドルの上限

【企業概要】
　在宅勤務や職場向けの家具と建築関連製品を製造又は委託製造し、米国内外に幅広い価格帯で提供する。販売店網やウェブベースの販売チャネル等を通じて、人間工学に基づいたタスクチェア、高さ調節可能なデスク、テーブル、照明、その他製品を提供する。コンサルティング・リース組成・家具資産管理のサービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース