【材料】ストレージ王---2Qは2ケタ増収、各セグメントの売上高が順調に推移
ストレジ王 <日足> 「株探」多機能チャートより
ストレージ王<2997>は13日、2025年1月期第2四半期(24年2月-7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.9%増の5.60億円、営業損失が同1.08億円(前年同期は1.10億円の損失)、経常損失が1.05億円(同1.07億円の損失)、中間純損失が1.14億円(同1.02億円の損失)となった。
トランクルーム運営管理事業の売上高は前年同期比19.1%増の4.28億円、セグメント損失は0.14億円(前年同期は0.44億円の損失)となった。トランクルームを利用者に貸し出し、運営・管理を行うことにより利益を得ている。利用者から受領するトランクルーム利用料及びプロパティマネジメント受託収入が売上であり、トランクルームを所有あるいは賃借するコスト及び運営に必要なコストが原価となる。当中間会計期間は、既存店舗の稼働室数維持・拡大、新規契約者の獲得に努めてきた。また、コンテナ型トランクルームの新規自社保有物件を増やしたことによるトランクルーム販管費が増加した。
トランクルーム開発分譲事業の売上高は同49.3%増の1.02億円、セグメント利益は0.08億円(同36.4%減)となった。トランクルームを企画、開発し、不動産投資家に売却することで利益を得ている。売却代金が収入であり、開発に要したコストが原価となる。当中間会計期間は、開発物件仕入の獲得に努めてきた。また、2物件(コンテナ型トランクルーム)のコンテナ部分及び1物件(ビルイン型トランクルーム)を投資家へ売却した。
その他不動産取引事業の売上高は同123.3%増の0.29億円、セグメント利益は0.11億円(同136.1%増)となった。トランクルーム以外の不動産を不動産投資家へ仲介、再販することなどで利益を得ている。仲介手数料または売却代金が主な収入であり、不動産の仲介または仕入に要したコストが原価となる。当中間会計期間は、自社所有の不動産賃料収入が増加した。
2025年1月期通期の業績予想については、売上高が前期比14.3%増の38.00億円、営業利益が同12.7%増の1.70億円、経常利益が同9.4%増の1.72億円、当期純利益が同18.4%増の1.30億円とする期初計画を据え置いている。
《NH》
提供:フィスコ