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【材料】常磐興が続急伸、フォートレス系によるTOB価格を上回って推移

 常磐興産<9675>が続急伸している。9日の取引終了後、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ系のOntarioが常磐興に対し、完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。TOBは2段階で行われ、1回目の買い付け価格は1株1650円とする。常磐興の株価は1回目のTOB価格を上回って推移している。

 1回目のTOBの買い付け期間は9月10日から10月24日までを予定。買付予定数の下限は445万401株(所有割合50.67%)とし、上限は設定しない。1回目のTOB成立後、筆頭株主の常磐開発(福島県いわき市)などを対象に2回目のTOBを1株1240円で実施する予定。常磐興は上場廃止となる可能性がある。同社はリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」を運営。フォートレスは施設のバリューアップを進め、収益性の改善などを図る方針。東京証券取引所は9日、常磐興の株式を監理銘柄(確認中)に指定した。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2024年09月10日 09時18分

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