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【材料】シティ、CFOがカード事業の貸し倒れが増加傾向との認識を示す=米国株個別

(NY時間15:12)(日本時間04:12)
シティグループ<C> 59.58(+0.49 +0.82%)

 シティグループ<C>のメイソンCFOが証券会社主催のコンファレンスに出席し、米消費者の支出が生活必需品にシフトしており、貸し倒れが増加傾向にあるとの認識を示した。

 「裁量的な消費から生活必需品へと消費者の支出先が変化している」と発言。同行のカード事業では正味貸倒損失が増加し、支払率はやや低下し始めた」と述べた。ただ、われわれがこれまで想定してきた範囲内だとしている。一方、富裕層が支出の伸びの大部分をけん引しているという。

 同CFOによると通期ベースの正味貸倒損失はブランド・カード事業で約3.5-4.0%、リテールサービス事業で5.75-6.25%を見込んでいるという。

 同CFOはまた、債券市場とM&Aは引き続き好調な伸びを示しているが、株式市場は若干の圧力を受けていると述べた。7-9月期(第3四半期)の投資銀行部門の手数料収入については、恐らく約20%増になるとの見通しを示した。予想の25%増を下回る水準。

 カンファレンスを受けて株価は売りが強まり、下げに一旦転じていたが、この日は全体相場が好調なこともあり、動きが一巡するとプラス圏に戻している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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