【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:yutoriは大幅反発、イシンが大幅続落
NATTY <日足> 「株探」多機能チャートより
<7674> NATTY 3150 -130
続落。6日の取引終了後に、25年1月期第2四半期累計期間並びに通期業績予想の下方修正を発表し、嫌気されている。売上面では直営店舗の新規出店が計画よりも遅延したこと、利益面においては売上高の減少に伴う売上総利益の減少、子会社である「GRIP FACTORY」の事業計画の前倒しに伴い、主に人材採用費及び人件費が先行して発生したことが要因としている。あわせて、グループ子会社が保有する店舗固定資産に対して将来の回収可能性を検討し、特別損失として0.35億円の減損損失も計上している。
<206A> PRISMBio 444 +10
反発、本日、同社とエーザイにより共同創出されたE7386とレンバチニブメシル酸塩との併用試験の結果が、エーザイにより「欧州臨床腫瘍学会年次総会(ESMO Congress 2024)」で発表される予定と公表し、好材料視されている。E7386とレンバチニブ併用の管理可能な安全性が示されるとともに、予備的な抗腫瘍効果も合わせて確認されており、引き続き残りの患者への投与が進行しているとしている。
<143A> イシン 1267 -183
大幅続落。東京証券取引所が9日から同社株の信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表した。これを嫌気した売りが出ている。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にするとしている。
<2164> 地域新聞社 345 -6
続落。6日の取引終了後に株主優待制度の導入を発表した。毎年2月末(第2四半期末)、8月末(期末)時点の株主名簿に記載又は記録された、1単元(100株)以上の株式を保有している株主が対象で、「株主友の会」に登録することで「ちいきの逸品」の販売商品が20%OFFとなる。なお、初回は24年7月11日時点の株主名簿に記載又は記録された、1単元(100株)以上の株式を保有している株主を対象とする。ただ、株価は地合いの悪さに押され売りが優勢となっている。
<5892> yutori 2441 +117
大幅反発。8月月次KPIを発表した。全社売上高は前年同月比21.1%増と増収基調が続いている。ブランド別では、「9090」が引き続き牽引したほか、「camphor wood」が売上を伸ばした。8月単月の予算に対しては、4.5%上回る着地となり、台風の影響で複数の店舗において休業した日があったものの、予算に基づき順調に進捗した。
<4268> エッジテクノロジ 637 +100
ストップ高。取締役会において、千葉銀行による普通株式及び新株予約権に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨することを決議したと発表し、好材料視されている。買い付け期間は9月9日から10月23日まで、買付け価格は普通株式1株につき841円で、6日終値を56.6%上回る。上記取締役会決議は、公開買付者が本公開買付け及びその後の一連の手続を経て、同社を公開買付者の完全子会社とすることを企図していることや同社株式が上場廃止となる予定であることを前提として行われた。
《ST》
提供:フィスコ