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【材料】UiPathが決算 概ね予想範囲内も課題克服後のポジティブな結果 ただ、株価は下げに転じる=米国株個別

(NY時間10:31)(日本時間23:31)
UiPath<PATH> 12.20(-0.54 -4.24%)

 ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUiPath<PATH>が前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。サブスクが好調だった。ガイダンスも公表し、通期の営業利益の見通しを上方修正したほか、年ベース経常収益(ARR)も若干上方修正している。同社はまた、グプタCFOがCOOも兼務する人事を発表した。

 アナリストは「結果は概ね予想範囲内ではあるが、前四半期の課題を克服した後のポジティブな結果だ。ただ、自動化企業への移行継続については競争力学を含めて依然として懸念がある」と評した。

 株価は時間外で買いが優勢となり、通常取引に入っても買い先行で始まったものの、一巡後は戻り売りに押され下げに転じている。

(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.04ドル(予想:0.03ドル)
・売上高:3.16億ドル 10%増(予想:3.04億ドル)
  サブスクリプション:1.95億ドル 22%増(予想:1.84億ドル)
  ライセンス更新料:1.12億ドル 5.9%減(予想:1.11億ドル)
・粗利益率(調整後):83.0%(予想:83.7%)
・営業利益(調整後):645万ドル 79%減(予想:820万ドル)
・年ベース経常収益(ARR):15.5億ドル 19%増(予想:15.5億ドル)
・FCF(調整後):4900万ドル(予想:4340万ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)
・売上高:3.45~3.50億ドル(予想:3.47億ドル)
・年ベース経常収益(ARR):16.0~16.1億ドル(予想:16.0億ドル)
・営業利益(調整後):2700万ドル(予想:2290万ドル)

(通期見通し)
・売上高:14.2~14.3億ドル(予想:14.1億ドル)
・年ベース経常収益(ARR):16.7億ドル(従来:16.6~16.7億ドル)(予想:16.6億ドル)
・営業利益(調整後):1.70億ドル(従来:1.45億ドル)(予想:1.47億ドル)

【企業概要】
 ロボティックプロセスオートメーション(RPA)を実行する自動化プラットフォームを開発する。RPAの開発プラットフォームUiPath Studio、構築プロセスを実行するロボットUiPath Robots、ロボットの活動を追跡記録するUiPath Orchestratorを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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