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【市況】6日の株式相場見通し=反発、米雇用統計前も目先リバウンド局面に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 6日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となり、日経平均株価が4日ぶりに反発する展開が想定される。前日は欧州株市場が高安まちまちながら独DAX、仏CAC40、英FTSE100は揃って軟調だった。米国や中国の景気減速に対する警戒感が拭えないなか買いが手控えられ、FTSE100は5日続落と下値模索が続いている。一方、米国株市場では8月の米雇用統計発表を前に不安定な値動きとなり、NYダウは一時450ドルを超える下げをみせる場面もあった。この日に発表された8月のADP全米雇用リポートは非農業部門の雇用者数が事前コンセンサスを下回る内容となり、投資家心理を冷やした。ただ、売り一巡後はFRBによる利下げ期待を背景に下げ渋る展開となっている。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方はプラス圏で推移する時間帯が長く、終盤に手仕舞い売りが出たものの結局上昇して取引を終えている。東京市場では前々日の4日に日経平均が1600円を超える暴落に見舞われ、前日も下げ止まらず3万6000円台後半まで水準を切り下げたが、足もとで過剰に売り込まれた反動も予想されるところ。米雇用統計発表を控え、この内容を見極めたいとの思惑が上値を押さえる要因となるものの、ショートカバーの動きが目先優勢となりそうだ。

 5日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比219ドル22セント安の4万755ドル75セントと反落。ナスダック総合株価指数は同43.365ポイント高の1万7127.661だった。

 日程面では、きょうは7月の家計調査、8月上中旬の貿易統計、3カ月物国庫短期証券入札、7月の景気動向指数(速報値)、消費活動指数など。海外ではユーロ圏の4~6月期GDP確報値、7月の独鉱工業生産指数、8月の米雇用統計など。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2024年09月06日 08時32分

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