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【材料】フリージアが決算 EBITDAが予想上回り見通しも上方修正 ただ、株価は下げに転じる=米国株個別

(NY時間11:26)(日本時間00:26)
フリージア<PHR> 23.39(-0.78 -3.23%)

 ヘルスケアソフトウェアのフリージア<PHR>が前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだ一方、売上高は予想範囲内だった。ただ、株価は堅調な反応を示している。EBITDAが予想を上回ったことや、通期のガイダンスでも予想を上回る売上高見通しを示したほか、EBITDAの見通しを上方修正した。

 同社は声明で「25年度のAHSCあたりの売上高は昨年度の9万8944ドルから増加すると予想している。また、26年度も25年度から増加を予想している」と述べた。AHSCはアカデミックヘルスサイエンスセンター。

 アナリストは「第2四半期は好調でEBITDAが予想を上回り、フリーキャッシュフロー(FCF)も黒字となった。ただ、投資家は26年度の当初の見通しに注目するだろう。プロバイダーの追加は300件のみとなっており、目標を保守的に設定したことは好ましいが、今回の好調な結果に対する市場の短期的な反応が制限される可能性はある」と評した。

 好調な決算で株価も買い先行で始まったものの、直ぐに下げに転じている。

(5-7月・第2四半期)
・1株損益:-0.31ドル(予想:-0.20ドル)
・売上高:1.02億ドル 19%増(予想:1.02億ドル)
  サブスク・関連サービス:4860万ドル(予想:4810万ドル)
  決済処理手数料:2530万ドル(予想:2570万ドル)
  ネットワーク:2820万ドル(予想:2800万ドル)
・繰延収益:2140万ドル(予想:2320万ドル)
・EBITDA(調整後):653万ドル(予想:396万ドル)
・平均顧客数:4169(予想:4164)

(通期見通し)
・売上高:4.16~4.26億ドル(予想:4.20億ドル)
・EBITDA(調整後):2600~3100万ドル(従来:2100~2600万ドル)(予想:2320万ドル)

【企業概要】
 米国内にてヘルスケアプロバイダー・医療関連機関やライフサイエンス企業向けに、ヘルスケアソフトウェアを設計・開発する。業務効率の最適化や臨床ケアの強化などのヘルスケアソリューションを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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