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【注目】利下げとソフトランディングなら銀行株は力強く上昇

(NY時間13:43)(日本時間02:43)
JPモルガン<JPM> 222.72(+1.43 +0.65%)
シティグループ<C> 62.13(+0.55 +0.89%)
バンカメ<BAC> 40.24(+0.29 +0.71%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 57.66(+0.59 +1.03%)
ゴールドマン<GS> 512.15(+8.82 +1.75%)
モルガン・スタンレー<MS> 102.75(+0.55 +0.54%)

 FRBが利下げを準備し、米経済はリセッション(景気後退)の兆候をほとんど示していないことから、今後銀行株は力強く上昇する見通しがアナリストから出ている。

 利下げは多くの銀行の純金利マージンにプラスになると指摘。実際に多くの大手銀は預金コストの低下を背景に、純受取利息(NII)の増加を見込んでいるという。歴史的に見て、初回の利下げ後の四半期に銀行株はS&P500を底値からピークまでで推計10%アウトパフォームしてきたと指摘。また「金利が低下すれば預金の流出が促進され、低迷していた融資需要が改善する可能性がある」とも指摘している。

 過去12カ月にKBW銀行株指数は約40%上昇しており、S&P500の25%を大きく上回っている。

 ただ、同アナリストの強気見通しには、アウトパフォーマンスが長く続かない可能性があるという注意も付いている。経済がソフトランディングを達成しても、銀行株のモメンタムは3カ月後に衰える可能性があるという。

 また、リセッションに陥った場合に金融セクターは向こう1年間に渡りS&P500種をアンダーパフォームするとの見通しも示した。

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