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【注目】米GDP、3%増に上方改定 個人消費が堅調

 きょうは米商務省から4-6月期(第2四半期)の米GDP改定値が発表され、前期比年率換算で3.0%と速報値から上方修正された。個人消費の上向き修正を反映し、他のカテゴリーの活動鈍化を補った。

 米経済の主要な成長エンジンである個人消費は2.9%増に上方改定。速報値は2.3%増だった。上方修正は財とサービス両方への力強い購買を反映。ヘルスケアや住宅・公益、娯楽などへの支出増加が寄与した。

 一方、設備投資や在庫、純輸出、住宅投資、政府支出は下方修正された。

 経済活動のもう一つの主要指標である国内総所得(GDI)は1.3%増加と第1四半期と同じ伸びとなった。GDPは財・サービスに対する支出を測定するのに対し、GDIは同じ財・サービスの生産に伴って生じる所得と費用を測定する。

 米経済は2023年後半に加速した後、今年に入ってからは減速している。高い借り入れコストの影響が引き続き経済に広がる中、景気は年内さらに鈍化するとみられている。一方で、インフレ減速に伴い、米金融当局は来月に利下げを開始する見通しで、住宅や製造業など借り入れコストの影響を大きく受けてきたセクターに一定の支えを提供する可能性がある。

*実質GDP(改定値)(第2四半期)(前期比年率)21:30
結果 3.0%
予想 2.8% 速報 2.8%

*個人消費
結果 2.9%
予想 2.3% 速報 2.3%

*GDPデフレータ
結果 2.5%
予想 2.3% 速報 2.3%

*PCEコアデフレータ
結果 2.8%
予想 2.9% 速報 2.9%


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