【市況】株価指数先物【昼】 売り一巡後は3万8000円を上回っての推移
日経225先物は11時30分時点、前日比160円安の3万8210円(-0.41%)前後で推移。寄り付きは3万7970円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8140円)を下回り、売りが先行して始まった。エヌビディア<NVDA>が決算発表後の時間外取引で大幅安となり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株に売りが波及した。ただし、寄り付き直後に付けた3万7950円を安値に下げ幅を縮めており、中盤にかけては3万8300円まで下落幅を縮める場面もみられた。その後は3万8150円~3万8250円辺りで下げ渋る動きを継続している。
日経225先物は3万8000円を割り込んで始まったが、ナイトセッションの安値である3万7900円は下回らなった。アドバンテスト <6857> [東証P]が売り気配から始まるなど、朝方はハイテク株に安いものが目立ったが、アドバンテスト、東京エレクトロン <8035> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]はいずれも売り一巡後に下げ幅を縮めている。グローベックスのナスダック100先物は朝方こそ300ポイントほど下げていたが、その後は下げ幅を縮めていることもあり、ショートも仕掛けづらい状況である。上値追いは慎重だが、3万8000円をキープしている状態が続くようだと、アク抜け狙いのロングが意識されてきそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.22倍に低下した。14.21倍辺りで推移する200日移動平均線を下回って始まり、一時14.14倍まで低下し25日線を下回る場面もみられた。ただし、その後は200日線水準まで戻しており、同線を上回っての推移をみせてくるようだと、NTロングに向かわせやすいとみておきたい。
株探ニュース