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【市況】東証グロース市場250指数先物見通し:上げ一服の展開を想定

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

本日の東証グロース市場250指数先物は、上げ一服の展開を想定する。前日20日の米国市場のダウ平均は61.56ドル安の40,834.97ドル、ナスダックは59.83 pt安の17,816.94 ptで取引を終了した。8月フィラデルフィア連銀非製造業活動の悪化で、景気減速懸念が再燃し、寄り付き後、下落。カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール年次会合でのパウエル議長講演を今週後半に控えた利益確定売りも目立ち終日軟調に推移した。下落した米株市場と同様、本日の東証グロース市場250指数先物は、上げ一服の展開を想定する。直近のリバウンド相場により、ほぼ急落前の水準まで戻したが、日足一目均衡表の先行スパン(雲)下限が上値抵抗線として意識され始めており、この水準でもたつくようなら利益確定売りが膨らむ可能性がある。RSIやストキャスティクスなどオシレーター系指標が軒並み買われ過ぎを示唆しており、過熱感を嫌った売りも見込まれる。一方で、5日移動平均線と25日移動平均線が約1カ月ぶりにゴールデンクロスを形成しており、先高観の強さから一方的に売り込まれる可能性も低そうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比7pt高の625ptで終えている。上値のメドは635pt、下値のメドは605ptとする。
《TY》

 提供:フィスコ

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