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【市況】アジア株 上海株は1.0%安 政策金利据え置き受け失望売り広がる、香港株も連れ安

アジア株 上海株は1.0%安 政策金利据え置き受け失望売り広がる、香港株も連れ安

東京時間14:07現在
香港ハンセン指数   17511.76(-57.81 -0.33%)
中国上海総合指数  2864.88(-29.25 -1.04%)
台湾加権指数     22439.90(+30.27 +0.14%)
韓国総合株価指数  2693.75(+19.39 +0.73%)
豪ASX200指数    7992.40(+11.95 +0.15%)
インドSENSEX30種  80913.31(+488.63 +0.61%)

アジア株は高安まちまち。今週末の日米重要イベントまでは不安定な値動きが続くことが予想される。
23日午前に植田日銀総裁が国会で今後の金融政策について言及する見通し。同日夜にはパウエルFRB議長の講演が予定されており、9月利下げの可能性について言及する可能性がある。

上海株は1.04%安、金利据え置き受け失望売りが広がっている。エネルギーや医療品、資本財、消費財など幅広い銘柄が下落している。保利置業集団や北京万通新発展集団、上海臨港控股、緑地控股、金地集団など不動産株は総じて下落。

中国人民銀行は20日、事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート)を1年物、5年物ともに据え置いた。先日、1年物MLF金利の公表を今月下旬に急きょ延期したことから、中国一連の経済統計を確認してから主要金利を引き下げるのではないかとの期待が一部で広がっていた。そのため据え置き受け失望感が広がっている。もっとも、引き下げたところで中国経済には焼け石に水だが。ただ、利下げ期待は続いている。米国が9月に利下げに踏み切る見通しとなっているため9月18日のFOMC会合後20日に中国人民銀もローンプライムレートを引き下げるのではないかとの見方が広がっている。

香港株は0.33%安、中国株下落受けマイナス圏に転じている。ただ、下値では米利下げ期待の買いが入っている。香港は金融政策を米国に連動させているため、米国が9月に利下げに踏み切れば香港も基準金利を引き下げる。華潤置地や中国海外発展、龍湖集団、新世界発展、長江実業集団など不動産株が総じて下落している。

出所:MINKABU PRESS

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