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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アンビDX、ラクス、日電子 (13日大引け後 発表分)

アンビDX <日足> 「株探」多機能チャートより

 8月13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アンビDX <3300> [東証G]  ★今期経常は24%増で3期連続最高益、68円増配へ
 ◆24年6月期の連結経常利益は前の期比69.2%増の25億円に拡大し、従来予想の16.7億円を上回って着地。続く25年6月期も前期比23.7%増の31億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は売買DX事業でマンションの買取再販が大幅に伸長するほか、賃貸DX事業も堅調に推移し、26.7%の大幅増収を見込む。
  併せて、前期の年間配当を25円→37円(前の期は22円)に増額し、今期も前期比68円増の105円に大幅増配する方針とした。普通配当55円に加え、上場10周年記念配当50円を実施する。配当利回りは9.89%に上昇。
  同時に、中期経営計画を見直し、26年6月期の営業利益目標を従来の30億円→42.5億円に上方修正すると発表。

 日基技 <1914> [東証S]  ★4-6月期(1Q)経常は2.5倍増益・上期計画を超過
 ◆25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の9.6億円に急拡大して着地。米国で前期からの繰り越し工事である大型案件のLNG精製プラント基地地盤改良工事が順調に進捗したことが寄与。国内の工事採算が改善したことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の7.7億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

 コメ兵HD <2780> [東証S]  ★今期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の79億円→84億円に6.3%上方修正。増益率が5.6%増→12.3%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。個人買取が好調に推移していることに加え、第1四半期にインバウンドを含む小売りや法人販売が大幅に増加したことなどを織り込んだ。
  併せて、年間配当を従来計画の100円→104円(前期は88円)に増額修正した。

 ラクス <3923> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
 ◆25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の23.3億円に急拡大して着地。インボイス制度や電子帳簿保存法を追い風に、クラウド事業で主力の「楽楽精算」「楽楽明細」の顧客数が大きく増加し、35.4%の大幅増収を達成した。

 アグロカネシ <4955> [東証S]  ★今期経常を一転17%増益に上方修正、配当も7円増額
 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の10.9億円→12.9億円に18.5%上方修正。従来の1.3%減益予想から一転して17.0%増益見通しとなった。研究開発費を中心に販管費が想定を下回ることが上振れの要因。
  併せて、年間配当を従来計画の50円→57円(前期は32円)に増額修正した。

 ジーニー <6562> [東証G]  ★4-6月期(1Q)最終は168倍増益で着地
 ◆25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比168倍の6.7億円に急拡大して着地。
  メディアの広告配信最適化を支援するSSPを中心に成長し、広告プラットフォーム事業の収益が大きく伸びた。
  第1四半期実績だけで、通期計画の17億円に対する進捗率は39.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 HPCシス <6597> [東証G]  ★前期経常が上振れ着地・今期は39%増益、1円増配へ
 ◆24年6月期の連結経常利益は前の期非連結比54.9%増の4億2600万円に伸び、従来予想の3億3600万円を上回って着地。続く25年6月期も前期比39.0%増の5億9200万円に拡大する見通しとなった。前期上振れは売上総利益の堅調な推移や経費削減、円安に伴う為替評価益の計上などが要因。今期は計算科学シミュレーション、クラウド、AIなど技術革新への需要が引き続き堅調に推移する中、2期連続の2ケタ増益を目指す。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比1円増の26円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の4.66%にあたる20万株または2億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 日電子 <6951> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は88%増益で着地
 ◆25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比87.5%増の49.4億円に拡大して着地。半導体や電子分野など向け電子顕微鏡を中心に理科学・計測機器が引き続き好調だったほか、産業機器ではシングルビームマスク描画装置とスポットビーム型電子ビーム描画装置の受注が旺盛だった。

 ポート <7047> [東証G]  ★4-6月期(1Q)最終は2.2倍増益で着地
 ◆25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比2.2倍の5.7億円に急拡大して着地。キャリアアドバイザーの増員や就職活動の早期化影響を背景に、人材紹介の成約件数と成約単価がともに上昇したほか、エネルギー領域も成約単価の維持やストック収益の増加によって大きく伸びた。4月から連結を開始した口コミ就職情報サイト「みん就」も売上高を押し上げた。
  併せて、株主優待を実施すると発表。24年9月末時点と25年3月末時点の100株以上保有株主に、QUOカード5000円分をそれぞれ贈呈する。

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