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【市況】NY株式:NYダウは408ドル高、PPIを好感

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は上昇。ダウ平均は408.63ドル高の39,765.64ドル、ナスダックは407ポイント高の17,187.61で取引を終了した。

7月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため年内の利下げ期待を受けた買いが強まり、寄り付き後、上昇。14日に発表される消費者物価指数(CPI)もさらなるインフレ改善を示すとの期待も強まり、終日買いが先行した。金利先安観にハイテクの買いが強く、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し、終了。セクター別では、半導体・同製造装置や自動車・自動車部品が上昇した一方、エネルギーが下落した。

コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は最高経営責任者(CEO)の即時交代を発表し、メキシコレストランチェーンのチポトレ(CMG)のCEOブライアン・ニコル氏を会長兼CEOに指名したことを好感し上昇。チポトレ(CMG)は大幅安。グーグルを運営するアルファベット(GOOG)はイベントで、人工知能(AI)搭載の新型スマートフォーン「ピクセル9」を発表し、上昇した。

在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はグーグルのフィットビットとの提携が報じられ、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)やサーバーソリューション会社のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)なども先週の下落の反動による買戻しが続いた。

アトランタ連銀のボスティック総裁は経済が見通し通りに進めば年内の利下げの準備が整う可能性が高いとの考えを繰り返した。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つ。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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