【市況】8月12日のNY為替概況
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は148円22銭まで上昇後、147円06銭まで下落し、引けた。
連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が、インフレは依然、不快なほど目標値を上回っているとし、インフレ上振れリスクに言及し利下げに慎重な姿勢を示したため、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、NY連銀の期待インフレ率の低下で年内の利下げ観測に伴い金利が低下に転じドル売りに拍車がかかった。また、イランが24時間以内にイスラエルを攻撃する可能性が報じられ、中東地政学的リスクの上昇でリスク回避の円買いが強まった。
ユーロ・ドルは1.0915ドルへ下落後、1.0939ドルまで上昇し、引けた。
ユーロ・円は、161円95銭へ上昇後、160円78銭まで下落。
ポンド・ドルは1.2794ドルへ上昇後、1.2756ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8712フランへ上昇後、0.8650フランまで下落した。
[経済指標]
・米・7月財政収支:-2437億ドル(予想:-2420億ドル、23年7月:-2207.82億ドル)
《KY》
提供:フィスコ