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【市況】NY株式:NYダウは51ドル高、投資家心理が改善

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は続伸。ダウ平均は51.05ドル高の39,497.54ドル、ナスダックは85.28ポイント高の16,745.30で取引を終了した。

景気後退への不安がくすぶり寄り付き後、下落。その後、本年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するリッチモンド連銀のバーキン総裁が「経済を判断する時間がある」と発言、景気減速の悲観的見方が行き過ぎと投資家心理が改善するに従い買い戻しが強まり、上昇に転じた。ボストン連銀のコリンズ総裁が強い労働市場の中でインフレが鈍化すれば利下げも可能と指摘しハイテクもプラス圏を回復。終盤にかけても来週に重要インフレ指標発表を控えて買戻しが続き終了。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、運輸が下落した。

サラダレストランチェーン運営のスウィートグリーン(SG)は四半期決算で通期見通しを上方修正し、上昇。メディアのパラマウント・グローバル(PARA)は四半期決算で調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇した。ビデオゲームメーカーのテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア(TTWO)も四半期決算で、1株当たり利益が予想を上回り、上昇。一方で、化粧品メーカーのe.l.f.ビューティー(ELF)は四半期決算で売り上げが予想を上回ったが、利益見通しが予想に達せず、下落。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は今年第2段目となる従業員削減計画が報じられ、下落した。

投資家の恐怖心理を示すVIX指数は20.26と先週末の水準にまで低下した。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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