【材料】スーパー・マイクロが決算受け大幅安 売上高見通しは予想上回るも収益性への懸念高まる=米国株個別
(NY時間09:49)(日本時間22:49)
スーパー・マイクロ<SMCI> 534.94(-82.00 -13.29%)
ストレージシステムのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を大きく下回った。
株価は発表直後に時間外で一旦ポジティブな反応を示していた。25年度通期の売上高見通しが予想を上回ったことが好感された模様。また、1株を10株への株式分割も発表。株価は時間外で一時18%高まで急上昇していたものの、買いが一巡すると急速に戻り売りに押され下げに転じている。予想を大きく下回った1株利益を嫌気しているほか、強い需要にもかかわらず、粗利益率が予想を下回ったことで収益性への不透明感を高めた模様。
アナリストからは「同社は液体冷却におけるサプライチェーンの制約と大規模な顧客ミックス(構成や比率)により、粗利益率が弱かった」との指摘が出ている。「現在の株価のプレミアムは、AIインフラ構築における同社のダイナミックな成長と業界における優位なポジションをすでに含んでいる」とも語った。
(4-6月・第4四半期)
・1株利益(調整後):6.25ドル(予想:8.25ドル)
・売上高:53.1億ドル(予想:53.2億ドル)
・粗利益率(調整後):11.3%(予想:14.0%)
・営業利益(調整後):4億1510万ドル(予想:5億5470万ドル)
・営業利益率(調整後):7.82%(予想:10.5%)
・営業キャッシュフロー:6.35億ドル(予想:1.05億ドル)
(7-9月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):6.69~8.27ドル(予想:7.68ドル)
・売上高:60~70億ドル(予想:54.7億ドル)
(25年度通期見通し)
・売上高予想:260~300億ドル(予想:236.4億ドル)
【企業概要】
エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・人工知能・5Gなど幅広い市場向けに、アップリケ―ションに最適化されたストレージシステムを提供する。また、顧客がコンピューティングインフラをインストール・アップグレード・保守できるように、サポートとサービスも行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
スーパー・マイクロ<SMCI> 534.94(-82.00 -13.29%)
ストレージシステムのスーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益が予想を大きく下回った。
株価は発表直後に時間外で一旦ポジティブな反応を示していた。25年度通期の売上高見通しが予想を上回ったことが好感された模様。また、1株を10株への株式分割も発表。株価は時間外で一時18%高まで急上昇していたものの、買いが一巡すると急速に戻り売りに押され下げに転じている。予想を大きく下回った1株利益を嫌気しているほか、強い需要にもかかわらず、粗利益率が予想を下回ったことで収益性への不透明感を高めた模様。
アナリストからは「同社は液体冷却におけるサプライチェーンの制約と大規模な顧客ミックス(構成や比率)により、粗利益率が弱かった」との指摘が出ている。「現在の株価のプレミアムは、AIインフラ構築における同社のダイナミックな成長と業界における優位なポジションをすでに含んでいる」とも語った。
(4-6月・第4四半期)
・1株利益(調整後):6.25ドル(予想:8.25ドル)
・売上高:53.1億ドル(予想:53.2億ドル)
・粗利益率(調整後):11.3%(予想:14.0%)
・営業利益(調整後):4億1510万ドル(予想:5億5470万ドル)
・営業利益率(調整後):7.82%(予想:10.5%)
・営業キャッシュフロー:6.35億ドル(予想:1.05億ドル)
(7-9月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):6.69~8.27ドル(予想:7.68ドル)
・売上高:60~70億ドル(予想:54.7億ドル)
(25年度通期見通し)
・売上高予想:260~300億ドル(予想:236.4億ドル)
【企業概要】
エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・人工知能・5Gなど幅広い市場向けに、アップリケ―ションに最適化されたストレージシステムを提供する。また、顧客がコンピューティングインフラをインストール・アップグレード・保守できるように、サポートとサービスも行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース