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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):INPEX、京セラ、テレ東HD

INPEX <日足> 「株探」多機能チャートより
■INPEX <1605>  2,105円  -155.5 円 (-6.9%)  本日終値
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が続落。1日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が前日比1.60ドル安の1バレル=76.31ドルと下落した。米7月ISM製造業景気指数が46.8と市場予想(48.8)を下回り、米景気後退懸念が強まるなか原油需要の減少が意識された。全体相場が急落するなか、INPEXは一時前日比で約8%安に売られた。

■京セラ <6971>  1,720円  -124 円 (-6.7%)  本日終値
 京セラ<6971>は大幅安で年初来安値更新。1日取引終了後に4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比4.1%増の4988億6800万円、営業利益は同18.4%減の209億5600万円だった。通期で増収増益を見込んでいるため失望売りを呼んだようだ。円安の影響で増収を確保した一方、利益面では人件費などの固定費や研究開発費の増加が重しとなった。なお、通期見通しは据え置いている。

■テレ東HD <9413>  3,455円  -195 円 (-5.3%)  本日終値
 1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は13%減益で着地」が嫌気された。
 テレビ東京ホールディングス <9413> [東証P] が8月1日大引け後(15:50)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.1%減の13.6億円に減り、通期計画の96.1億円に対する進捗率は14.2%にとどまり、5年平均の21.3%も下回った。
  ⇒⇒テレ東HDの詳しい業績推移表を見る

■コメリ <8218>  3,435円  -185 円 (-5.1%)  本日終値
 コメリ<8218>は続落。1日の取引終了後に発表した7月度の月次売上動向で、既存店売上高が前年同月比比2.9%減となり、4カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。大袋肥料や刈払機などの農家向け資材や機械釘、セメント、断熱材など建設事業者向けの商品は引き続き堅調に推移しているものの、梅雨明けが遅れた地域を中心に散水用品・除草剤などの園芸・農業用品や、冷房用品・遮光・レジャーなどの夏物商材の販売が苦戦した。

■チヨダ <8185>  888円  -33 円 (-3.6%)  本日終値
 チヨダ<8185>が続落。1日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.9%減となり、7カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。今期に新シリーズを発売したプライベートブランド「フワラク」や、手を使わずに立ったまま履ける「セダークレスト スパットシューズ」が引き続き好調に推移したものの、土日の回数が前年よりも1日ずつ計2日少なかったマイナスの影響が約7ポイントあったことが響いた。

■大塚商会 <4768>  3,174円  -77 円 (-2.4%)  本日終値
 大塚商会<4768>が続落。1日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆260億円から1兆550億円(前期比7.9%増)へ、営業利益を685億円から695億円(同10.4%増)へ、純利益を476億7000万円から487億円(同2.6%増)へ上方修正した。これを受けて同社株は反発してスタートしたものの、全般安のなか利益確定売りも出てマイナスに転じている。企業のIT投資需要が底堅く推移し、上期業績が計画を上回ったことに加えて、下期も国内景気は内需を中心に引き続き改善に向かっていくことが期待されており、これらを反映させた。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高5697億2200万円(前年同期比9.3%増)、営業利益388億4300万円(同5.8%増)、純利益269億3000万円(同6.0%増)だった。

■ワークマン <7564>  4,190円  -90 円 (-2.1%)  本日終値
 ワークマン<7564>が6日ぶりに反落。1日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比2.8%増と2カ月連続で前年実績を上回ったものの、6月の同4.0%増から伸び率が鈍化しており、これが嫌気されたようだ。気温が高く推移したことで、メンズ・レディースともに夏物商品が好調に推移し、特にファン付きウェアや防暑小物などの暑さ対策商品が売り上げを牽引した。また、レインウェアや長靴など雨関連商品も売り上げを伸ばした。なお、全店売上高は同5.9%増だった。

■ヒロセ電機 <6806>  17,345円  -280 円 (-1.6%)  本日終値
 ヒロセ電機<6806>が反発。1日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高448億7100万円(前年同期比10.9%増)、営業利益102億6100万円(同13.3%増)、純利益84億400万円(同39.6%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。一般産機市場向けはボトムアウトしたものの回復は緩やかだったが、スマートフォン市場向けやコンシューマ・モバイル機器向けの立ち上がりが好調だった。また、自動車・モビリティ関連向けも引き続き堅調で、前期第4四半期に続く過去最高の四半期売上高を計上した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1760億円(前期比6.3%増)、営業利益360億円(同5.8%増)、純利益280億円(同5.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■グンゼ <3002>  5,360円  -60 円 (-1.1%)  本日終値
 グンゼ<3002>が下げ幅を縮小。午後2時ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高333億8200万円(前年同期比5.3%増)、営業利益20億8300万円(同37.5%増)、純利益16億円(同0.9%増)と増収増益となったことを好感した買いが下値に入ったようだ。素材関連が回復傾向にある機能ソリューション事業や、新製品及び中国向けが拡大したメディカル事業が堅調に推移した。また、事業構造改革効果などでアパレル事業やスポーツクラブ分野の収益が改善したことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1400億円(前期比5.4%増)、営業利益90億円(同32.8%増)、純利益75億円(同46.8%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 ぷらっとホーム <6836>  965円  +150 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 アサカ理研 <5724>  1,143円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 トレイダーズ <8704>  735円  -150 円 (-17.0%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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