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【注目】前週末26日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

シンプレクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■シンプレクス <4373>  2,220円 (-385円、-14.8%)

 東証プライムの下落率トップ。シンプレクス・ホールディングス <4373> [東証P]が続急落。25日取引終了後に4-6月期連結決算を発表し、売上高が前年同期比16.5%増の109億5400万円、営業利益が同4.8%減の16億2600万円だった。通期で増収増益を見込んでいるだけに失望売りを招いたようだ。主力のシステムインテグレーションや運用サービスが好調だった。一方でオフィスの新規開設や拡充、中途採用の強化施策などにより販管費が増加し利益は押し下げられた。なお、通期予想は据え置いた。

■小松ウオール <7949>  3,040円 (-250円、-7.6%)

 東証プライムの下落率4位。小松ウオール工業 <7949> [東証P]が急反落。25日取引終了後に4-6月期単独決算を発表。売上高が前年同期比3.1%増の91億8600万円だった一方、営業利益が同43.7%減の2億2400万円となっており、これを嫌気した売りが出た。福祉・厚生施設や学校・体育施設の需要を捉えた固定間仕切りや可動間仕切りが堅調に推移し売上高は増加した。利益面ではショールームの増床に伴う賃借料の増加や物流費の増加が響いた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いた。

■日産自 <7201>  466.2円 (-18.8円、-3.9%)

 日産自動車 <7201> [東証P]が大幅安で3日続落。同社は25日、25年3月期連結業績予想について売上高を13兆6000億円から14兆円(前期比10.4%増)へ上方修正した一方、純利益を3800億円から3000億円(同29.7%減)へ下方修正した。為替変動の影響や最近の業績動向を踏まえた。この発表を25日の取引時間中に行い、同社株は利益減を嫌気した売りで大幅安に。26日も引き続き売り優勢の展開となった。

■日産車体 <7222>  902円 (-31円、-3.3%)

 日産車体 <7222> [東証S]が大幅安で8日続落。25日取引終了後に発表した4-6月期連結決算は売上高が650億9700万円(前年同期比7.0%減)、営業損益が20億2300万円の赤字(前年同期6000万円の黒字)だった。大幅な赤字に転落したことが嫌気された。日産自動車 <7201> [東証P]から受注している自動車の売上台数の減少が響いた。通期の増収・営業増益見通しは据え置いている。

※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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