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【注目】空売り投資家のレフト氏、証券詐欺で起訴

 空売り投資家として知られるアンドルー・レフト氏が、株式売買やソーシャルメディアへの投稿、調査リポートを通じて詐欺を働いたとして米当局に告発・訴追され、カリフォルニア州の米連邦裁判所で起訴された。ブルームバーグが伝えた。

  米証券取引委員会(SEC)はレフト被告が自身のオンラインプラットフォーム「シトロン・リサーチ」を利用し、約20社が絡む違法取引で約2000万ドルの利益を手にしたとしている。米司法省はきょう、同被告が証券詐欺を働いたほか、ヘッジファンドからの報酬について捜査当局にうそをついたとして刑事訴追したと発表した。

 SECによると被告は自身がショートもしくはロングのポジションを建てている銘柄について、予想される株価を明示するなどして取引を推奨。実際に株価がその通りに動いたら即座にリポートで示した価格を「大幅に上回る(もしくは下回る)」水準でポジションを反転し、利益を上げていたという。

 「こうした詐欺的なやり口で投資家をだまし、被告は自身のシトロン・リサーチが出したリポートやツイートを利用して、短期で利益を上げた可能性がある」とSECは説明した。SECによると、レフト被告の不正はテスラ<TSLA>やロク<ROKU>、アメリカン航空<AAL>、エヌビディア<NVDA>など多数の銘柄に関連している。

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