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【材料】コスターが決算受け上昇 1株利益、売上高とも予想上回る=米国株個別

(NY時間13:39)(日本時間02:39)
コスター<CSGP> 79.48(+4.64 +6.20%)

 商業用不動産を中心に不動産情報を手掛けるコスター<CSGP>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスでは、第3四半期は予想を下回る見通しを示したものの、通期についてはまちまちな見通しを示した。1株利益の見通しは予想を上回っているものの、売上高については下方修正している。

 同社は声明で「積極的なブランド・マーケティング・キャンペーンの結果、ブランド認知度は上昇を続け、6月には27%に達した」と述べている。また、フローランスCEOは「われわれは、利益、売上、ウェブサイトへのトラフィックにおいて好調な業績を達成した」と述べていた。

 株価は発表直後は時間外で下落していたものの、次第に買いが強まる展開を見せている。

 アナリストは「同社が厳しい決算から抜け出す中、われわれは買い場を見出している。ガイダンスのリスクは十分に軽減されており、上振れサプライズの可能性がある」と指摘している。

 また、いくつかの具体策が動き出したとし、例えば販売力の強化、初期段階での人員削減急増の克服、マクロ環境の改善、EBITDAの余力などがそれに挙げられるとも語った。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.15ドル(予想:0.09ドル)
・売上高:6.78億ドル 12%増(予想:6.77億ドル)

(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.15~0.16ドル(予想:0.17ドル)
・売上高:6.92~6.97億ドル(予想:7.04億ドル)
・EBITDA(調整後):0.47~0.52億ドル(予想:0.66億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):0.64~0.66ドル(予想:0.62ドル)
・売上高:27.4~27.5億ドル(従来:27.6~27.7億ドル)
・EBITDA(調整後):1.95~2.05億ドル(従来:1.90~2.00億ドル)

【企業概要】
 商業用不動産およびアパート物件のオンラインマーケットプレイスを所有・運営し、米国および英国において、包括的な商業用不動産データベース・分析・マーケティングサービスを提供する。オフィス・小売店・集合住宅・土地・複合用途・ホスピタリティなど、多様な商業施設を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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