【材料】エンフェーズが決算受け大幅高　粗利益率が予想上回る　市場は安定し、チャネル在庫も通常レベルに＝米国株個別

（NY時間13:36）（日本時間02:36）
エンフェーズ<ENPH>　116.36（+12.72　+12.27%）

　太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が大幅高。４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益は予想を下回ったものの、売上高は予想を上回っていた。特に粗利益率が予想を上回ったことが好感されている。第３四半期のガイダンスも公表し、こちらは予想を下回る売上高見通しを示した。

　アナリストは、第３四半期のガイダンスは予想を下回ったものの、投資家に自信を与えるはずだと述べている。決算説明会で経営陣は「カリフォルニア市場は安定し、チャネル在庫も通常レベルに戻った」と述べていた。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.43ドル（予想：0.49ドル）
・売上高：3.35億ドル（予想：3.09億ドル）
・粗利益率（調整後）：47.1％（予想：44.2％）
・営業利益：180万ドル（予想：104万ドル）
・マイクロインバータ出荷台数：140万台（予想：174万台）
・バッテリー総出荷量：120.2MWh（予想：105.96MWh）

（７－９月・第３四半期見通し）
・売上高：3.7～4.1億ドル（予想：4.04億ドル）
・粗利益率（調整後）：47～50％（予想：45.9％）

【企業概要】
　太陽光発電・貯蔵・通信を同一プラットフォーム上で管理するホームエネルギーソリューションを設計、開発、製造、販売し、エネルギーの自己消費、設置の簡素化、システム稼働時間の向上等を実現する。監視と制御の為の半導体ベースのマイクロインバータは、世界の住宅・商業用システムに導入されている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース