【材料】ＤＲホートンが決算受け大幅高　受注高は予想下回るも、アナリストからは高評価＝米国株個別

（NY時間11:23）（日本時間00:23）
ＤＲホートン<DHI>　174.18（+16.67　+10.58%）

　米住宅建設のＤＲホートン<DHI>が大幅高。取引開始前に４－６月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しの中央値はやや下方修正されているものの、住宅販売戸数の見通しは上方修正された。

　しかし、第３四半期の受注高は予想を下回ったものの、アナリストは同社にとって好調な四半期であったと評価している。「投資家は受注未達に注目するかもしれいが、同社は厳しい金利環境下で無理に販売しないことを選択し、第４四半期に向けて分譲住宅の在庫を増やしたため、事実上７－９月期に販売を延期したようだ」と述べている。

　「第３四半期の需要環境は、住宅ローン金利の低下を背景に強まる可能性が高いことから、在庫増は同社にとってかなり有利に働くだろう」とも語った。

（４－６月・第３四半期）
・1株利益：4.10ドル（予想：3.76ドル）
・売上高：99.7億ドル（予想：96.3億ドル）
・受注高：87.2億ドル　0.2％増（予想：94.0億ドル）
・住宅成約高：92.3億ドル　6.1％増（予想：89.7億ドル）
・受注残：65.5億ドル　12％減（予想：74.6億ドル）
・住宅成約件数：2万4155件　5.1％増（予想：2万3819件）

（通期見通し）
・売上高：368～372億ドル（従来：367～377億ドル）（予想：369.2億ドル）
・住宅販売戸数：9万～9万500戸（従来：8万9,000～9万1,000戸）（予想：9万414戸）

【企業概要】
　全米で、20万ドルから100万ドル以上の販売価格で高品質な住宅の建設と販売を手掛ける。一戸建ておよび集合住宅の賃貸物件の建設および販売を行うほか、住宅購入者向けに住宅ローン融資・権原サービス・保険代理サービスも提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース