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【材料】米大手銀株 決算がこのセクターにとって足かせに=米国株個別

(NY時間13:15)(日本時間02:15)
JPモルガン<JPM> 206.35(-1.10 -0.53%)
シティグループ<C> 64.53(-1.18 -1.80%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 56.67(-3.49 -5.80%)

 今年の米大手銀株は市場全体をアウトパフォームしてきたが、本日決算でその上昇にブレーキがかかっている。ウェルズ・ファーゴ<WFC>は純受取利息(NII)が未達となり、シティグループ<C>は株式トレーディングが好調で市場部門の収益こそ予想を上回ったものの、経費が注目され低迷。一方、JPモルガン<JPM>は、決算と堅調なガイダンスが印象に残らず、軟調な値動きをしている。

 上記の大手銀株は、S&P500の年初来の17%上昇に比べて、前日終値までで年初来で20%超上昇していた。本日はS&P500のうち約425銘柄が上昇しているが、それを考えると本日の大手銀株の動きは特異である。

 「3銘柄は全て年初来で大きく上昇していたが、これだけ上昇していると確かに上値警戒感はある。これら3銘柄はいずれも第1四半期の決算後に下落していたが、バリュエーションが上昇するにつれて、決算がいかにこのセクターにとって足かせとなっているかを示している」といった声も聞かれる。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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