【市況】東京株式(前引け)=続伸、半導体関連などが相場牽引
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は朝方からリスクオンの地合いとなり日経平均は続伸、寄り付き時点でフシ目の4万2000円台に初めて乗せた。前日の米国株市場では、パウエルFRB議長の議会証言を受け、早期利下げ期待からハイテク株が買われたが、その流れを引き継いで半導体関連などをはじめ広範囲に買いが先行した。日経平均は一時600円近い上昇をみせる場面もあったが、買い一巡後は上げ幅を縮小した。日本時間今晩に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、この内容を見極めたいとの思惑からポジション調整の売りが上値を押さえた格好だ。なお、個別株は全体の75%の銘柄が上昇している。
個別では売買代金トップのディスコ<6146>が大きく上値を伸ばしたほか、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>も上昇した。ソシオネクスト<6526>も値を上げている。ファーストリテイリング<9983>が堅調、キーエンス<6861>も頑強な値動き。このほか、MonotaRO<3064>、トレジャー・ファクトリー<3093>が商いを膨らませ急騰をみせた。半面、三菱重工業<7011>が引き続き利食いに押され、アドバンテスト<6857>も冴えない。リクルートホールディングス<6098>も軟調。SHIFT<3697>は24%超の急落となった。このほか、吉野家ホールディングス<9861>、サイゼリヤ<7581>、メルカリ<4385>などの下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS