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【通貨】英ポンド週間見通し:上げ渋りか、英政権交代は織り込み済み


■強含み、政治不安を嫌気したポンド売りは縮小

今週のポンド・円は強含み。英中央銀行による早期利下げ観測は後退し、政治不安を嫌気したポンド売りは一服。週初より、日本の為替介入が警戒されたが、円安進行でも為替介入は実施されなかったため、週後半にかけてリスク回避的なポンド売り・円買いは次第に縮小した。取引レンジ:201円17銭-203円59銭。

■上げ渋りか、英政権交代は織り込み済み

来週のポンド・円は上げ渋りか。7月4日投開票の英総選挙で労働党政権の発足が見込まれており、政策期待によるポンド買いが強まる可能性がある。ただ、政権交代は織り込み済みであること、英中央銀行による8月利下げの思惑は消えていないことから、リスク選好的なポンド買い・円売りが一段と強まる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:202円00銭-204円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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