【通貨】外為サマリー:159円40銭近辺で膠着状態、介入警戒で上値重い
米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
この日の東京時間では軟調な値動きが続いた。きょうは事業会社の決済が集中しやすい「ゴトー日」にあたる。国内輸出企業など実需筋によるドル売り・円買い観測が広がり、午前中に一時1ドル=159円10銭台まで下落した。その後は下げ渋ったものの159円40銭を挟んでの膠着状態となり、午後に入ってからも小幅な値動きにとどまった。前日に米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて早期の利下げシナリオが意識されるなか、積極的に戻りを試す雰囲気には乏しい。また、160円を目前に政府・日銀による為替介入への警戒感が高まっていることも上値を重くしている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0741ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=171円28銭前後と同20銭強のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS