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【材料】クローガーが決算受け下落 第2四半期は第1四半期と同程度の減益見込む 医薬品が圧迫=米国株個別

(NY時間12:43)(日本時間01:43)
クローガー<KR> 50.73(-1.25 -2.40%)

 スーパーマーケットのクローガー<KR>が下落。取引開始前に第1四半期決算(5月25日締め)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、前回の見通しを維持した。

 ただ、株価は下落。決算会見で第2四半期の利益は第1四半期の5%減と同程度の減益を見込んでいることを明らかにしたことが嫌気されている。それについて同社は、薬局の収益性圧迫を要因に挙げた。

 経営陣によると、第1四半期はGLP-1系減量薬の売上が好調だったが、これらの薬剤の利幅は極めて薄いとしている。加えて同社にはもう1つのカテゴリーの医薬品があるが、予期せぬ規制上の制約があったため、これら医薬品のコストが上昇し、利益が圧迫されたとしている。これらの問題は年後半にも持ち越される見込みだという。

(第1四半期・5月25日締め)
・既存店売上高:+0.5%(予想:+0.3%)
・1株利益(調整後):1.43ドル(予想:1.35ドル)
・売上高:452.7億ドル(予想:449.8億ドル)
・粗利益率:22.4%(予想:22.4%)
・先入先出法による営業利益(調整後):15.0億ドル(予想:14.4億ドル)

(通期見通し)
・既存店売上高:+0.25~+1.75%で変わらず(予想:+1.05%)
・1株利益(調整後):4.30~4.50ドルで変わらず(予想:4.43ドル)
・先入先出法による営業利益(調整後):46~48億ドルで変わらず(予想:46.9億ドル)
・FCF(調整後):25~27億ドルで変わらず

【企業概要】
 スーパーマーケットで販売する食品の製造、加工。米国全土にスーパーマーケット、マルチデパート、コンビニを運営している会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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