【市況】NY株式:NYダウは188ドル高、ソフトランディング期待
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
米国株式市場は上昇。ダウ平均は188.94ドル高の38,778.10ドル、ナスダックは168.14ポイント高の17,857.02で取引を終了した。
フランス政局混乱を警戒した動きや連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに慎重な姿勢を受け、寄り付き後、下落。その後、ソフトランディングを期待した買いに転じ、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大し、ナスダックは連日で過去最高値を更新し終了。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国、上海市が自動運転支援システムの実証実験を許可したとの関係筋の話をもとにした報道を好感し、上昇。マイケル・コースなどのブランドを運営するカプリ・ホールディングス(CPRI)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。ソフトウエア会社のオートデスク(ADSK)は、物言う投資家のスターボード・バリューが同社株5億ドル相当を取得したとの報道で、買われた。家電量販チェーンのベスト・バイ(BBY)はアナリストの投資判断引き上げで上昇。ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は顧客に対するキャンセル料金を巡り公正取引委員会が同社を訴えたことが嫌気され、下落。
住宅建設会社のレナー(LEN)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ