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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 Dサイクル、三井ハイテク、HIS (14日大引け後 発表分)

Dサイクル <日足> 「株探」多機能チャートより

 6月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Dサイクル <5888> [東証G]  ★2-4月期(1Q)経常は47%増益で着地
 ◆25年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比46.9%増の5.4億円に拡大して着地。コロナ禍の収束で需要が回復する中、上場記念感謝祭を行ったほか、主力商品である電動アシスト車の販売が好調だったことが寄与。
  上期計画の5.8億円に対する進捗率は94.3%に達しており、業績上振れが期待される。
  また、同時に発表した5月既存店売上高は前年同月比15.8%増だった。

 カラダノート <4014> [東証G]  ★今期経常を2倍上方修正
 ◆24年7月期の経常損益(非連結)を従来予想の5000万円の黒字→1億円の黒字(前期は2億3200万円の赤字)に2.0倍上方修正した。ライフイベントマーケティングで大手企業向け高収益案件の受注が好調に推移していることに加え、一部コストの効率化も織り込んだ。

 モルフォ <3653> [東証G]  ★上期経常が黒字浮上で着地
 ◆24年10月期上期(23年11月-24年4月)の連結経常損益は1億4300万円の黒字(前年同期は2億9100万円の赤字)に浮上して着地。中国におけるスマートフォンのロイヤリティ収入が大幅に増加したほか、国内で車載・DX向けの受託開発が伸びたことが寄与。為替差損益が改善したことも黒字化に貢献した。
  通期計画の2億円に対する進捗率は71.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 プラスゼロ <5132> [東証G]  ★上期経常は83%増益で上振れ着地
 ◆24年10月期上期(23年11月-24年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比83.1%増の1億4100万円に拡大し、従来予想の8500万円を上回って着地。AIなどの最新技術への関心が高まる中、製造業や情報通信業向けのソリューション提供を中心にプロジェクト型の契約件数などが増加したことが寄与。高付加価値案件が伸びたことも上振れにつながった。
  通期計画の2億0800万円に対する進捗率は67.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 パワーファス <5950> [東証S]  ★今期配当を20円増額修正で配当利回り18.6%に上昇
 ◆従来無配としていた24年12月期の上期配当を20円(前年同期は無配)実施する。年間配当は22.5円になる。中国現地子会社の事業収束などによりグループにおける過剰な資本を減少する方針に伴い、「その他資本剰余金」を原資とする中間配当を実施する。4月に創立60周年を迎えたことも考慮した。配当利回りは18.6%に上昇。

 三井ハイテク <6966> [東証P]  ★2-4月期(1Q)経常は42%増益で着地、株式5分割も発表
 ◆25年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比42.4%増の64.6億円に拡大して着地。電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要を取り込んだ。先行費用がかさんだものの、円安進行で為替差益が急増したことが利益を押し上げた。
  同時に、7月末現在の株主を対象に、1→5の株式分割を実施すると発表。併せて、年間配当を従来計画の84円→40円(株式分割前換算では88円)に修正した。実質4.8%の増額となる。

 明豊エンタ <8927> [東証S]  ★今期経常を52%上方修正、配当も1円増額
 ◆24年7月期の連結経常利益を従来予想の11.8億円→18億円に51.6%上方修正。増益率が22.6%増→86.0%増に拡大する見通しとなった。主力の投資用不動産販売で想定より高い利益率と利益額を確保できたことなどを織り込んだ。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の9円→10円(前期は9円)に増額修正した。

 ラバブルMG <9254> [東証G]  ★上期経常は1.5億円・通期計画を超過
 ◆24年10月期第2四半期累計(23年11月-24年4月)の連結経常利益は1.5億円(前年同期は非開示)と、通期計画の1億円を大幅に上回って着地。SNSマーケティング事業でキャンペーン案件やコンテンツ制作などを獲得したことに加え、原価・販管費の未消化や生産性向上によって期初計画を大幅に上回る進捗となった。

 HIS <9603> [東証P]  ★今期経常を22%上方修正
 ◆24年10月期上期(23年11月-24年4月)の連結経常損益は60.8億円の黒字(前年同期は35.6億円の赤字)に浮上し、従来予想の31億円の黒字を大幅に上回って着地。第1四半期に引き続き、旅行事業とホテル事業を中心に好調に推移したことが寄与。円安進行に伴い、保有する外貨建て資産の評価益が発生したことも利益を押し上げた。
  併せて、通期の同利益を従来予想の90億円→110億円に22.2%上方修正。増益率が6.2倍→7.6倍に拡大する見通しとなった。

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