【経済】【クラファン・優待】博報堂発! 生成AI×生活者分析DBでイノベーション創出を支援するSEEDER、6月14日募集開始
独自のアプローチで事業/商品開発支援を行うSEEDER株式会社(東京都港区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは6月14日19時30分開始を予定しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
5年先を示唆する生活者「TRIBE」
SEEDERは2020年、博報堂の社内ベンチャーである株式会社SEEDATAからスピンアウトして設立されました。
村田寛治代表はSEEDATA入社後、ユーザーリサーチや事業開発支援、アカウンティング&ファイナンスの視点を活用した経営戦略業務に従事。大手メディア企業のスポーツ事業の実証実験や政府系金融機関向けの定性調査、電子機器メーカーの事業実装など数多くの企業を支援してきました。
その後、生活者視点のイノベーション創出をさらに拡大するため、事業開発や商品開発に強みを持つコンサルタントメンバーとSEEDERを設立しています。
同社は、イノベーションのヒントとなる5年先の未来を示唆する先進的な生活者「TRIBE」と呼ばれる生活者インサイトを集約したデータベースを構築、これを活用した独自のアプローチで事業/商品開発の伴走支援を行っています。
(出典:FUNDINNO)
設立以降、右肩上がりで増収してきましたが、より多くの企業を支援すべく新規事業を展開する計画で、コンサルタントが持つ特徴抽出技術と膨大な生活者データベースに生成AIを掛け合わせた2プロダクトを開発し、既存事業とのシナジーの最大化を狙います。
【生成AIエージェント「SEEDER AI」】
企画職を中心としたユーザー専用のコンサルタントとして、事業/商品開発に必要な情報収集からアイデア着想、ワークフローのヒントまで、企画の上流工程に不可欠なプロセスを生成します。
これにより、事業/商品開発における企画力の向上や生活者視点・発想力の拡張と業務効率化を支援します。
【専門家別デジタルヒューマン「JINCHI AI」】
PdMやマーケター、プランナーなど、さまざまなエキスパート人材を生成AIによってデジタルヒューマン化することで、彼らの知見にいつでもアクセスできる環境を提供します。
これにより、エキスパート人材への事業/商品開発に関する質問及び回答を得ると同時に、インタビューコストの削減やプロジェクトアサインのオファー前の検討をより正確に進めることができると考えています。
(出典:FUNDINNO)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・SEEDER AI/JINCHI AIの性能向上
・プロダクト改善を加速させるための開発体制の強化
・SEEDER AI/JINCHI AIの認知拡大と営業網の構築
・生活者データの分類・管理
【解決方法】
・プロンプトエンジニアリングに特化したインターンやエンジニアの採用
・SEEDER AI/JINCHI AIのユーザーフィードバック取得の仕組み作り
・SNSを起点としたマーケティング施策の実践
・生活者データベースの再開発
誰でも利用可能な生成AIエージェントを
(出典:FUNDINNO)
同社によると、生成AIはユーザーとコミュニケーションを図りながら創造的な業務を共創することが可能で、ユーザーは自分が持ち得ない知識をインプットしながら、生成AIの思考プロセスを駆使して、創造的なアウトプットを生み出すことができるそうです。
一方で、生成AIに習熟している人は少なく、ChatGPTなどの生成AIサービスを時間と工数をかけて、自らハックしている人たちはごく一部に過ぎないといいます。
「弊社は、創業以来ミッションに掲げる『生活者の進化を促す』ために、誰でも利用可能な生成AIエージェントを開発し、ユーザーの企画力・想像力を拡張することを通してプランニングの民主化を目指します」(同社)
現代では事業開発/商品開発も複雑になり、携わる人間の知識やスキルの横断性が求められ、各プロジェクトの成功に不可欠な専門人材へのニーズも高まっている一方、外部の専門人材を活用するのは簡単ではないといいます。
専門人材のスキルセットや経験などの特徴が不明確だったり、その専門人材が、求める要件・案件にフィットしているのか判断できないことも多く、結果、アサイン後にミスマッチに陥るケースも少なくないそうです。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
同社によると、先行きが不透明で変化が激しい社会では、想定され得る未来を洞察し、そこからの逆算で経営を推進することが重要だといい、このアプローチは「バックキャスト型」の発想法と言われるもので、世界中の企業やビジネススクール等で重視される考え方になってきているそうです。
こうした未来洞察はこれまで、人手を介し、多くの時間を掛けて行われてきましたが、同社は、より多くの企業が手軽に未来洞察を行い、事業/商品開発のヒントを簡単に得られるようにするため、AIを活用していきたいといいます。
電子情報技術産業協会(JEITA)は、世界の生成AIの市場規模は2023年に約106億ドル、2025年に約671億ドル、2030年には約2110億ドルと2023年の約20倍に拡大すると予測しているそうです。
特に「生成AI関連アプリケーション」領域は2023年に約95億ドル、2025年に約625億ドル、2030年には約1950億ドルに成長する見込みで、生成AI市場全体を最も押し上げる領域だといいます。
「日本市場に関しても、2030年には現在の約15倍の約1兆7774億円に成長すると予測されています。生産性の向上が急務である日本企業にとって、生成AIの導入が状況改善の一助になると考えています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は生成AIを活用した新サービスを確立し、企画職の業務効率を高めつつ、既存事業の事業/商品開発中心のイノベーションコンサルティングや、人材マッチングサービス「JINCHI」のさらなるスケールを目指しています。
(出典:FUNDINNO)
「SEEDER AI」は、簡単な指示で問いかけるだけでデスクリサーチやターゲット設定など、企画職の業務を実行する生成AIエージェントです。
同社が保有する生活者データやアナリストの分析思考を学習しており、事業/商品開発に必要なプランニング業務のアウトプットの質と速度を向上させ、彼らの能力拡張・業務効率化に貢献できるといいます。
また、「SEEDER AI」は同社がこれまで調査してきた生活者のリサーチ、分析データが蓄積されたデータベースを参照しています。
「弊社のコンサルティングがユニークで独自性が高いアウトプットを提供しているのと同様に、『SEEDER AI』も一般的な生成AIサービスでは出力されない独自性の高いアウトプットを出力することが可能だと自負しています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は人材マッチングサービス「JINCHI」を通じて、商品カテゴリごとにそれぞれ精通したプランナー、事業開発や経営企画経験者など約300人のエキスパート人材とのネットワークを有しています。
「JINCHI AI」は、こうしたエキスパート人材の初回のマッチング面談をイメージしたデジタルヒューマンとなるツールです。
事業/商品開発のPM、経営企画、プランナー、マーケター、デザイナーなどのエキスパートと消費財、化粧品、食品、飲料、自動車、医療、自治体などの業界を掛け算して、業界・種別でエキスパートを分類し、彼らの特徴を抽出。また、労務、法務、財務会計など士業人材も対象としていくといいます。
「こうした、さまざまな業界のエキスパートごとのデジタルヒューマンが集まる『JINCHI AI』とのやりとりを通じて、どの人材が自分にとって最も必要となる人材か否かを判断する情報を提供いたします」(同社)
(出典:FUNDINNO)
新サービス「SEEDER AI」「JINCHI AI」は基本機能を充実化したフリーミアムモデル(※)での提供を想定。高機能な有料プランへのアップセルと同時に、利益率の高いイノベーションコンサルティングや人材マッチングサービスの顧客発掘として機能することで、既存事業の成長を推進していくとしています。
(※)基本的なサービスは無料で提供し、高度な機能や特別な機能については利用料を課す仕組み(同社注)
(出典:FUNDINNO)
同社は、先進的な価値観や行動様式を有する「TRIBE」の分析から見いだした仮説を基に、新規性の高い商品開発や事業開発を支援する独自のコンサルティング手法を実践しています。
TRIBEの種類は多岐にわたり、シニア、食事、働き方、健康、教育、美容など、さまざまな領域の先進的な生活者をデプスインタビュー調査(※)しています。
(※)インタビュアーと対象者の1対1のインタビュー形式で行う定性調査手法(同社注)
2024年現在、120種類以上のトライブレポートを有しているほか、市場の変化や技術の進化などの先進事例をアナリストが分析した「未来洞察レポート」も2000枚を超えるなど、豊富な独自アセットを保有しています。
「このような独自のリサーチを活用して、新しい提供価値を有する事業/商品開発のプロジェクトを100案件以上伴走してきました」(同社)
今後の成長に向けて
(1)2027年よりIPO準備開始、2030年IPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
生成AIをビジネスシーンで活用する上で重要視されているのが「プロンプトスキル」だといいます。
「プロンプト」とは、生成AIに対する具体的な指示や質問を指し、正確な情報を得るために不可欠であると同時に、情報の精度がユーザーに依存してしまうリスクもあるそうです。
「SEEDER AI」は、顧客に応じて最適なプロンプトをパーソナライズ化(カスタム)できる設計にする計画で、ユーザーのプロンプトスキルによらず、誰もが簡単に高品質なアウトプットを得られるようにしていくといいます。
「『SEEDER AI』によって案件化を効率的に推進していただき、十分な予算を確保した上で既存事業のコンサルティング受注へとつなぐクロスセルに加え、顧客ごとの生成AI開発を支援するプロンプトコンサルティングでも売上拡大を図ります」(同社)
「JINCHI AI」では、さまざまな業界のエキスパート人材ボットを拡充していく予定ですが、新たな展開として、博士号人材を多数抱える採用支援企業との連携を検討しています。
「研究人材の採用を目指す企業に対して、『JINCHI AI』を通じて候補者のパーソナリティや研究領域を事前に理解いただくことで、マッチングの精度を高める取り組みです」(同社)
将来的には、「JINCHI AI」から、顧客に合った専門人材の提案、実際に面談の日時調整まで一気通貫で完結させ、既存事業の「JINCHI」に登録する人材とのマッチングをシームレスに実践できる仕組みを確立していきたいといいます。
(3)中長期計画
生成AIは多言語に対応できる点も魅力の一つだといい、「SEEDER AI」「JINCHI AI」の海外展開を視野に入れています。
「海外支社の設立も計画しており、国内に限らず、海外IDを獲得することでIPOに向けた収益基盤の強化を目指します」(同社)
(4)2030年に「SEEDER AI」契約件数220件を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・VRAIN Solution <135A> [東証G]
・ヘッドウォータース <4011> [東証G]
・ココペリ <4167> [東証G]
・ドリーム・アーツ <4811> [東証G]
・AnyMind Group <5027> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年8月末日
【優待内容】
・10~29株保有:SEEDATA.jpの有料アカウント付与
・30~49株保有:SEEDATA.jpの有料アカウント付与+トライブレポート(1冊/20万円)25%オフで購入可能
・50株以上保有:SEEDATA.jpの有料アカウント付与+トライブレポート(1冊/20万円)50%オフで購入可能
※全株主に最新トライブレポートのショート版レポートを毎年配布、SEEDERコミュニティ交流会(不定期開催)に招待する。
【申し込み方法】
基準日経過後、各種サービスの利用案内をする。
【注意事項】
・トライブレポートの割引購入は1人、1年に5冊限り。
・優待内容は変更、廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
SEEDER株式会社
東京都港区北青山三丁目6番19号バイナリー・北青山ビル10階
資本金:1,000,000円(2024年5月14日現在)
発行済株式総数:270株(同)
発行可能株式総数:10,000株
設立日:2020年12月25日
決算日:8月31日
※2024年6月5日を効力発生日として、1株を170株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は45,900株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 村田寛治
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 4,000株
■募集株式の払込金額
1株あたり 10,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。
開発費 680万円
広告宣伝費 100万円
手数料 220万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額3,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額4,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
開発費 1,755万円
広告宣伝費 585万円
手数料 660万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(10株)
200,000円コース(20株)
300,000円コース(30株)
400,000円コース(40株)
500,000円コース(50株)
1,000,000円コース(100株)
2,000,000円コース(200株)
3,000,000円コース(300株)
4,000,000円コース(400株)
5,000,000円コース(500株)
10,000,000円コース(1,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(50株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(1,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年6月14日~6月21日
■目標募集額
10,000,000円(上限募集額 40,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は32,000,000円とする。
■払込期日
2024年7月16日
■連絡先
SEEDER株式会社
電話番号:03-4572-0697
メールアドレス:info-shareholder@sd-g.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈2027年IPO準備開始〉博報堂グループ発!生成AI×独自の生活者分析データベースでイノベーション創出を加速する「SEEDER」
株探ニュース
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:1000万円、上限募集額:4000万円 |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
・ | 株主優待あり: SEEDATA.jpの有料アカウント付与、など |
・ | みなし時価総額:4億5900万円 |
・ | 類似上場企業:VRAIN Solution <135A> [東証G]、ヘッドウォータース <4011> [東証G]、ココペリ <4167> [東証G]、ドリーム・アーツ <4811> [東証G]、AnyMind Group <5027> [東証G] |
5年先を示唆する生活者「TRIBE」
SEEDERは2020年、博報堂の社内ベンチャーである株式会社SEEDATAからスピンアウトして設立されました。
村田寛治代表はSEEDATA入社後、ユーザーリサーチや事業開発支援、アカウンティング&ファイナンスの視点を活用した経営戦略業務に従事。大手メディア企業のスポーツ事業の実証実験や政府系金融機関向けの定性調査、電子機器メーカーの事業実装など数多くの企業を支援してきました。
その後、生活者視点のイノベーション創出をさらに拡大するため、事業開発や商品開発に強みを持つコンサルタントメンバーとSEEDERを設立しています。
同社は、イノベーションのヒントとなる5年先の未来を示唆する先進的な生活者「TRIBE」と呼ばれる生活者インサイトを集約したデータベースを構築、これを活用した独自のアプローチで事業/商品開発の伴走支援を行っています。
(出典:FUNDINNO)
設立以降、右肩上がりで増収してきましたが、より多くの企業を支援すべく新規事業を展開する計画で、コンサルタントが持つ特徴抽出技術と膨大な生活者データベースに生成AIを掛け合わせた2プロダクトを開発し、既存事業とのシナジーの最大化を狙います。
【生成AIエージェント「SEEDER AI」】
企画職を中心としたユーザー専用のコンサルタントとして、事業/商品開発に必要な情報収集からアイデア着想、ワークフローのヒントまで、企画の上流工程に不可欠なプロセスを生成します。
これにより、事業/商品開発における企画力の向上や生活者視点・発想力の拡張と業務効率化を支援します。
【専門家別デジタルヒューマン「JINCHI AI」】
PdMやマーケター、プランナーなど、さまざまなエキスパート人材を生成AIによってデジタルヒューマン化することで、彼らの知見にいつでもアクセスできる環境を提供します。
これにより、エキスパート人材への事業/商品開発に関する質問及び回答を得ると同時に、インタビューコストの削減やプロジェクトアサインのオファー前の検討をより正確に進めることができると考えています。
(出典:FUNDINNO)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
・SEEDER AI/JINCHI AIの性能向上
・プロダクト改善を加速させるための開発体制の強化
・SEEDER AI/JINCHI AIの認知拡大と営業網の構築
・生活者データの分類・管理
【解決方法】
・プロンプトエンジニアリングに特化したインターンやエンジニアの採用
・SEEDER AI/JINCHI AIのユーザーフィードバック取得の仕組み作り
・SNSを起点としたマーケティング施策の実践
・生活者データベースの再開発
誰でも利用可能な生成AIエージェントを
(出典:FUNDINNO)
同社によると、生成AIはユーザーとコミュニケーションを図りながら創造的な業務を共創することが可能で、ユーザーは自分が持ち得ない知識をインプットしながら、生成AIの思考プロセスを駆使して、創造的なアウトプットを生み出すことができるそうです。
一方で、生成AIに習熟している人は少なく、ChatGPTなどの生成AIサービスを時間と工数をかけて、自らハックしている人たちはごく一部に過ぎないといいます。
「弊社は、創業以来ミッションに掲げる『生活者の進化を促す』ために、誰でも利用可能な生成AIエージェントを開発し、ユーザーの企画力・想像力を拡張することを通してプランニングの民主化を目指します」(同社)
現代では事業開発/商品開発も複雑になり、携わる人間の知識やスキルの横断性が求められ、各プロジェクトの成功に不可欠な専門人材へのニーズも高まっている一方、外部の専門人材を活用するのは簡単ではないといいます。
専門人材のスキルセットや経験などの特徴が不明確だったり、その専門人材が、求める要件・案件にフィットしているのか判断できないことも多く、結果、アサイン後にミスマッチに陥るケースも少なくないそうです。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
同社によると、先行きが不透明で変化が激しい社会では、想定され得る未来を洞察し、そこからの逆算で経営を推進することが重要だといい、このアプローチは「バックキャスト型」の発想法と言われるもので、世界中の企業やビジネススクール等で重視される考え方になってきているそうです。
こうした未来洞察はこれまで、人手を介し、多くの時間を掛けて行われてきましたが、同社は、より多くの企業が手軽に未来洞察を行い、事業/商品開発のヒントを簡単に得られるようにするため、AIを活用していきたいといいます。
電子情報技術産業協会(JEITA)は、世界の生成AIの市場規模は2023年に約106億ドル、2025年に約671億ドル、2030年には約2110億ドルと2023年の約20倍に拡大すると予測しているそうです。
特に「生成AI関連アプリケーション」領域は2023年に約95億ドル、2025年に約625億ドル、2030年には約1950億ドルに成長する見込みで、生成AI市場全体を最も押し上げる領域だといいます。
「日本市場に関しても、2030年には現在の約15倍の約1兆7774億円に成長すると予測されています。生産性の向上が急務である日本企業にとって、生成AIの導入が状況改善の一助になると考えています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は生成AIを活用した新サービスを確立し、企画職の業務効率を高めつつ、既存事業の事業/商品開発中心のイノベーションコンサルティングや、人材マッチングサービス「JINCHI」のさらなるスケールを目指しています。
(出典:FUNDINNO)
「SEEDER AI」は、簡単な指示で問いかけるだけでデスクリサーチやターゲット設定など、企画職の業務を実行する生成AIエージェントです。
同社が保有する生活者データやアナリストの分析思考を学習しており、事業/商品開発に必要なプランニング業務のアウトプットの質と速度を向上させ、彼らの能力拡張・業務効率化に貢献できるといいます。
また、「SEEDER AI」は同社がこれまで調査してきた生活者のリサーチ、分析データが蓄積されたデータベースを参照しています。
「弊社のコンサルティングがユニークで独自性が高いアウトプットを提供しているのと同様に、『SEEDER AI』も一般的な生成AIサービスでは出力されない独自性の高いアウトプットを出力することが可能だと自負しています」(同社)
(出典:FUNDINNO)
同社は人材マッチングサービス「JINCHI」を通じて、商品カテゴリごとにそれぞれ精通したプランナー、事業開発や経営企画経験者など約300人のエキスパート人材とのネットワークを有しています。
「JINCHI AI」は、こうしたエキスパート人材の初回のマッチング面談をイメージしたデジタルヒューマンとなるツールです。
事業/商品開発のPM、経営企画、プランナー、マーケター、デザイナーなどのエキスパートと消費財、化粧品、食品、飲料、自動車、医療、自治体などの業界を掛け算して、業界・種別でエキスパートを分類し、彼らの特徴を抽出。また、労務、法務、財務会計など士業人材も対象としていくといいます。
「こうした、さまざまな業界のエキスパートごとのデジタルヒューマンが集まる『JINCHI AI』とのやりとりを通じて、どの人材が自分にとって最も必要となる人材か否かを判断する情報を提供いたします」(同社)
(出典:FUNDINNO)
新サービス「SEEDER AI」「JINCHI AI」は基本機能を充実化したフリーミアムモデル(※)での提供を想定。高機能な有料プランへのアップセルと同時に、利益率の高いイノベーションコンサルティングや人材マッチングサービスの顧客発掘として機能することで、既存事業の成長を推進していくとしています。
(※)基本的なサービスは無料で提供し、高度な機能や特別な機能については利用料を課す仕組み(同社注)
(出典:FUNDINNO)
同社は、先進的な価値観や行動様式を有する「TRIBE」の分析から見いだした仮説を基に、新規性の高い商品開発や事業開発を支援する独自のコンサルティング手法を実践しています。
TRIBEの種類は多岐にわたり、シニア、食事、働き方、健康、教育、美容など、さまざまな領域の先進的な生活者をデプスインタビュー調査(※)しています。
(※)インタビュアーと対象者の1対1のインタビュー形式で行う定性調査手法(同社注)
2024年現在、120種類以上のトライブレポートを有しているほか、市場の変化や技術の進化などの先進事例をアナリストが分析した「未来洞察レポート」も2000枚を超えるなど、豊富な独自アセットを保有しています。
「このような独自のリサーチを活用して、新しい提供価値を有する事業/商品開発のプロジェクトを100案件以上伴走してきました」(同社)
今後の成長に向けて
(1)2027年よりIPO準備開始、2030年IPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
生成AIをビジネスシーンで活用する上で重要視されているのが「プロンプトスキル」だといいます。
「プロンプト」とは、生成AIに対する具体的な指示や質問を指し、正確な情報を得るために不可欠であると同時に、情報の精度がユーザーに依存してしまうリスクもあるそうです。
「SEEDER AI」は、顧客に応じて最適なプロンプトをパーソナライズ化(カスタム)できる設計にする計画で、ユーザーのプロンプトスキルによらず、誰もが簡単に高品質なアウトプットを得られるようにしていくといいます。
「『SEEDER AI』によって案件化を効率的に推進していただき、十分な予算を確保した上で既存事業のコンサルティング受注へとつなぐクロスセルに加え、顧客ごとの生成AI開発を支援するプロンプトコンサルティングでも売上拡大を図ります」(同社)
「JINCHI AI」では、さまざまな業界のエキスパート人材ボットを拡充していく予定ですが、新たな展開として、博士号人材を多数抱える採用支援企業との連携を検討しています。
「研究人材の採用を目指す企業に対して、『JINCHI AI』を通じて候補者のパーソナリティや研究領域を事前に理解いただくことで、マッチングの精度を高める取り組みです」(同社)
将来的には、「JINCHI AI」から、顧客に合った専門人材の提案、実際に面談の日時調整まで一気通貫で完結させ、既存事業の「JINCHI」に登録する人材とのマッチングをシームレスに実践できる仕組みを確立していきたいといいます。
(3)中長期計画
生成AIは多言語に対応できる点も魅力の一つだといい、「SEEDER AI」「JINCHI AI」の海外展開を視野に入れています。
「海外支社の設立も計画しており、国内に限らず、海外IDを獲得することでIPOに向けた収益基盤の強化を目指します」(同社)
(4)2030年に「SEEDER AI」契約件数220件を計画
(出典:FUNDINNO)
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・VRAIN Solution <135A> [東証G]
・ヘッドウォータース <4011> [東証G]
・ココペリ <4167> [東証G]
・ドリーム・アーツ <4811> [東証G]
・AnyMind Group <5027> [東証G]
株主優待
【基準日】
毎年8月末日
【優待内容】
・10~29株保有:SEEDATA.jpの有料アカウント付与
・30~49株保有:SEEDATA.jpの有料アカウント付与+トライブレポート(1冊/20万円)25%オフで購入可能
・50株以上保有:SEEDATA.jpの有料アカウント付与+トライブレポート(1冊/20万円)50%オフで購入可能
※全株主に最新トライブレポートのショート版レポートを毎年配布、SEEDERコミュニティ交流会(不定期開催)に招待する。
【申し込み方法】
基準日経過後、各種サービスの利用案内をする。
【注意事項】
・トライブレポートの割引購入は1人、1年に5冊限り。
・優待内容は変更、廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
SEEDER株式会社
東京都港区北青山三丁目6番19号バイナリー・北青山ビル10階
資本金:1,000,000円(2024年5月14日現在)
発行済株式総数:270株(同)
発行可能株式総数:10,000株
設立日:2020年12月25日
決算日:8月31日
※2024年6月5日を効力発生日として、1株を170株とする株式分割に伴う発行済株式総数、発行可能株式総数の変更を実施しており、登記申請中。登記完了後の発行済株式総数は45,900株、発行可能株式総数は1,000,000株となる。
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 村田寛治
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 4,000株
■募集株式の払込金額
1株あたり 10,000円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。
開発費 680万円
広告宣伝費 100万円
手数料 220万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額3,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額4,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
開発費 1,755万円
広告宣伝費 585万円
手数料 660万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(10株)
200,000円コース(20株)
300,000円コース(30株)
400,000円コース(40株)
500,000円コース(50株)
1,000,000円コース(100株)
2,000,000円コース(200株)
3,000,000円コース(300株)
4,000,000円コース(400株)
5,000,000円コース(500株)
10,000,000円コース(1,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(50株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(1,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年6月14日~6月21日
■目標募集額
10,000,000円(上限募集額 40,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は32,000,000円とする。
■払込期日
2024年7月16日
■連絡先
SEEDER株式会社
電話番号:03-4572-0697
メールアドレス:info-shareholder@sd-g.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈2027年IPO準備開始〉博報堂グループ発!生成AI×独自の生活者分析データベースでイノベーション創出を加速する「SEEDER」
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