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【市況】11日の米株式市場の概況、NYダウ反落 アップルは急伸

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 11日の米株式市場では、NYダウが前日比120.62ドル安の3万8747.42ドルと反落した。5月の米消費者物価指数(CPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に模様眺めの雰囲気が強まるなか、持ち高調整目的の売りが優勢となり、NYダウの下げ幅は一時400ドルを超えた。個別では生成AI機能を次期OSに搭載すると公表したアップル<AAPL>を巡り市場のなかで高く評価する動きが出て、同社株は急伸。全体相場のサポート要因となった。

 ボーイング<BA>やJPモルガン・チェース<JPM>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が売られ、アメリカン・エキスプレス<AXP>やウォルト・ディズニー<DIS>が軟調推移。クリーブランド・クリフス<CLF>とネクステラ・エナジー<NEE>が下値を探った。半面、ホーム・デポ<HD>とスリーエム<MMM>がしっかり。ゼネラル・モーターズ<GM>とイーライ・リリー<LLY>が底堅い。

 ナスダック総合株価指数は151.017ポイント高の1万7343.546と続伸し、連日で最高値を更新した。マイクロソフト<MSFT>とメタ・プラットフォームズ<META>、アルファベット<GOOG>が上伸し、アファーム・ホールディングス<AFRM>が大幅高となった。一方、エヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が冴えない展開となり、テスラ<TSLA>が軟調。アレイ・テクノロジーズ<ARRY>とターゲット・ホスピタリティ<TH>が急落した。

出所:MINKABU PRESS

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