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【注目】AI向け半導体への中国によるアクセス 米国が制限強化検討

 バイデン政権はAIに使われる半導体技術への中国によるアクセスを一段と制限することを検討している。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。検討されている措置は、中国がゲート・オール・アラウンド(GAA)と呼ばれる最先端のチップ・アーキテクチャを使用する能力を制限するもの。GAAは半導体の高性能化を約束するもので、現在チップメーカーによって導入が進められている。

 当局がいつ最終決定を下すかは不明で、まだ潜在的な規則の範囲を決定中であるという。米国の目標は、中国がAIモデルを構築・運用するのに必要な高度なコンピューティング・システムの組み立てを困難にすることであり、まだ発展途上の技術を商業化する前に封鎖することだと伝えている。

 エヌビディア<NVDA>、インテル<INTC>、AMD<AMD>などの企業は、製造パートナーである台湾のTSMCと伴に来年中にGAA設計の半導体の量産を開始しようとしている。

(NY時間12:10)(日本時間01:10)
エヌビディア<NVDA> 120.19(-1.59 -1.31%)
インテル<INTC> 30.79(-0.12 -0.39%)
AMD<AMD> 158.03(-2.31 -1.44%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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