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【通貨】豪ドル週間見通し:弱含みか、5月雇用統計に注目


■軟調推移、日銀政策修正観測などで円買い強まる

今週の豪ドル・円は軟調推移。日本銀行の金融政策修正観測による円買いが観測された。一方、1-3月期豪国内総生産(GDP)は市場予想を下回っており、経済成長の予想以上の減速を受けて金利先高観は後退。リスク選好的な豪ドル買い・円売りは縮小した。取引レンジ:102円62銭-104円73銭。

■弱含みか、5月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。1-3月期国内総生産(GDP)は予想以上の減速となったものの、豪準備銀行(中央銀行)のブロック総裁は議会証言でインフレ鈍化ペースの減速を指摘し、利上げ検討余地に含みをもたせており、早期利下げ観測の後退により豪ドルは引き続き売りづらいとみられる。一方、日本銀行の金融政策決定会合で国債買い入れ減額を具体的に検討する可能性が伝えられていることで、調整的な円買い余地がある程度見込まれる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・13日:5月雇用統計(4月:失業率4.1%、雇用者数増減+3.85万人)

予想レンジ:102円00銭-104円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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