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【市況】来週は5月の米CPI 予想通りであれば年内1回の利下げを正当化との見方も

 NY時間の終盤に入って米株式市場でダウ平均は小幅高、為替市場でドル円は156.65円付近での推移が続いている。本日は5月の米雇用統計が発表になり、予想外に強い内容となったことから、市場ではFRBの利下げ期待が再び後退している。

 来週はFOMCが開催されるが、12日水曜日に結果が発表される。本日の米雇用統計を受けてタカ派なFOMCが予想されているようだが、当日の朝に5月の米消費者物価指数(CPI)も発表される。

 総合指数は前年比3.4%と前回から横ばい、コア指数は3.5%と前回かた若干の鈍化が見込まれている。エコノミストは、もし、予想通りであれば、気になる数字ではないが、FRBにとって心強い数字でもないと指摘している。

 また、財のコアインフレが僅かに上昇し、サービスのコアインフレは僅かに低下を予想しているが、その通りであれば、今年の利下げは12月の1回のみという見方が維持されるとも述べた。

NY株式7日(NY時間15:07)(日本時間04:07)
ダウ平均   38910.44(+24.27 +0.06%)
ナスダック   17142.65(-30.47 -0.18%)
CME日経平均先物 38675(大証終比:+25 +0.06%)

USD/JPY 156.63 EUR/USD 1.0806 GBP/USD 1.2724

*米消費者物価指数(CPI)(5月)12日21:30
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
予想 3.4% 前回 3.4%(前年比)
予想 0.3% 前回 0.3%(コア前月比)
予想 3.5% 前回 3.6%(コア前年比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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