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【材料】ベイル・リゾーツが決算受け大幅安 リフト券の販売が過去平均に戻らず=米国株個別

(NY時間10:21)(日本時間23:21)
ベイル・リゾーツ<MTN> 167.67(-26.29 -13.55%)

 スキーリゾート運営のベイル・リゾーツ<MTN>が大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。通期のガイダンスでもEBITDAや純利益の見通しを下方修正している。

 アナリストからもネガティブな反応が見られ、投資判断や目標株価の引き下げが出ていた。「EBITDAの見通し下方修正は主にウィスラー・ブラッコムにおいて、3月と4月にリフト券の販売が過去平均に戻らなかったことによる」と分析。

 また「ワールドクラスのリゾート・ポートフォリオや強固な顧客基盤などから、同社は良好な位置にはあるが、シーズンパスの販売数が減少している業界のトレンドなど、いくつかの大きな逆風が吹いている」とも語った。

(5-7月・第3四半期)
・1株利益:9.54ドル(予想:10.01ドル)
・売上高:12.80億ドル 3.6%増(予想:12.90億ドル)
・チケット価格:83.38ドル 8.5%上昇(予想:82.28ドル)
・EBITDA:6.53億ドル(予想:6.53億ドル)
・スキー客訪問数:894万人 3.2%減(予想:908万人)

(25年度通期見通し)
・純利益:2.24~2.56億ドル(従来:2.70~3.25億ドル)
・EBITDA:8.25~8.45億ドル(従来:8.47~8.89億ドル)(予想:8.60億ドル)

【企業概要】
 米国のほか、カナダ・スイス・オーストラリアで山岳リゾートとスキー場を運営し、スキースクール・飲食・小売・レンタルなどの付帯サービスも提供する。また、ホテルやコンドミニアム、その他の戦略的宿泊施設の所有・運営、リゾートコミュニティとその周辺の不動産の所有・開発・販売に取り組む。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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