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【市況】NY株式:NYダウは78ドル高、米利下げ期待が下支え

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は78.84ドル高の38,886.17ドル、ナスダックは14.78ポイント安の17,173.12で取引を終了した。

週次新規失業保険申請件数が予想を上回ったため利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。雇用統計の発表を7日に控え、警戒感に利益確定売りが上値を抑制したがダウは底堅く推移した。ナスダックはエヌビディアが伸び悩み重しとなり、終日軟調に推移し、相場はまちまちで終了。セクター別では、自動車・自動車部品や小売りが上昇した一方、資本財が下落した。

食品会社のJM スマッカー(SJM)は四半期決算でコスト削減やホステス・ブランズ購入が奏功し、調整後の1株利益が予想を上回り、上昇。ディスカウント小売のウオルマート(WMT)はアナリストの目標株価引き上げで小幅高。ゲーム販売のゲームストップ(GME)は同社の大量のオプションを保有しているとされるミーム株ブームの仕掛け人とされるキース・ギル氏がソーシャルメディア、レディット上で、7日にライブ配信計画を報告すると、短期投機家による買いに大幅上昇した。個人投資家の顧客を多く持つオンライン証券のロビンフッド(HOOD)も上昇。

半導体のエヌビディア(NVDA)はフアン最高経営責任者(CEO)の自社株売却計画や司法省と公正取引委員会(FTC)が人工知能(AI)を巡る反トラスト法違反を巡り同社やソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)対象に調査が行われるとの報道が嫌気され、下落した。

電子署名ソリューション会社のドキュサイン(DOCU)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったほか自社株買い計画を発表したが見通しが嫌気され、時間外取引では売り買いが交錯している。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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