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【市況】ダウ平均は小幅安 IT・ハイテク株は買い先行 エヌビディアが上昇=NY株序盤

NY株式3日(NY時間09:51)(日本時間22:51)
ダウ平均   38634.54(-51.78 -0.14%)
ナスダック   16845.75(+110.73 +0.66%)
CME日経平均先物 38905(大証終比:-35 -0.09%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で推移している一方、ナスダックは上昇。本日から6月相場に入ったが、IT・ハイテク株に買いが先行している。エヌビディア<NVDA>が上昇しており、ナスダックの上げを先導しているようだ。明日から台湾で台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)が開催されるが、同社のファンCEOがそれに先立つ基調講演で、AIアクセラレーターを毎年アップグレードする計画であることを明らかにしたことが材料視されている。AMDのスーCEOもエヌビディアに対抗すべく新製品の投入を発表した。

 5月相場は終盤に急速に調整売りに押されたものの、月足では4月の下落から反発に転じている。FRBの利下げ期待が後退する中、米国債利回りが上昇し、IT・ハイテク株などの成長株は利益確定売りを強めていた。しかし、先週末に引けにかけて買い戻しが強まる展開となったことで、ひとまず安心感も出ているようだ。

 ストラテジストからも年末のS&P500の目標株価を上方修正する動きも複数出ており、5500ポイントに引き上げる動きも見られている。

 今週も週末の米雇用統計に向けて材料が目白押しの週となっている。

 エヌビディア<NVDA>が上昇。明日から台湾で台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX)が開催されるが、同社のファンCEOがそれに先立つ基調講演で、AIアクセラレーターを毎年アップグレードする計画であることを明らかにした。

 メディア大手のパラマウント・グローバル<PARA>が上昇。エリソン氏率いる映画製作会社のスカイダンス社が同社に買収提案を行っているが、無議決権株を保有する一部株主に約15ドルで現金化できる選択肢が含まれていると伝わった。

 設計ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が上昇。先週末引け後に2-4月期(第1四半期)の暫定決算を公表。同社は調査を理由に決算報告を延期していた。通期の1株利益の見通しを上方修正した。

 ゲーム販売のゲームストップ<GME>が急騰。2021年のミーム株ブームの仕掛け人とされるギル氏がレディットへの3年ぶりの投稿で、同社株のポジションを1億1600万ドル相当保有していることを示唆したことが材料視されている。

ゲームストップ<GME> 32.77(+9.63 +41.62%)
パラマウント<PARA> 12.90(+0.99 +8.31%)
オートデスク<ADSK> 220.19(+18.59 +9.22%)

アップル<AAPL> 194.11(+1.86 +0.97%)
マイクロソフト<MSFT> 413.62(-1.51 -0.36%)
アマゾン<AMZN> 177.21(+0.77 +0.44%)
アルファベットC<GOOG> 174.47(+0.51 +0.29%)
テスラ<TSLA> 180.11(+2.03 +1.14%)
メタ<META> 474.33(+7.50 +1.61%)
AMD<AMD> 168.01(+1.11 +0.67%)
エヌビディア<NVDA> 1133.27(+36.94 +3.37%)
イーライリリー<LLY> 829.37(+9.03 +1.10%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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