【材料】モデルナが下落　ＲＳＶワクチンの有効性の低さが指摘される＝米国株個別

（NY時間14:27）（日本時間03:27）
モデルナ<MRNA>　141.31（-10.18　-6.72%）

　ワクチンのモデルナ<MRNA>が下落。中盤から売りが強まっており、株価は前半の１５８ドル台から１４１ドル台まで急速に下落している。ＦＤＡが６０歳以上の成人を対象とした同社のＲＳＶワクチンを承認したが、アナリストらは、同ワクチンの添付文書に記載したデータは同業他社に比べて効果が弱いことをＦＤＡは強調していると指摘したことが嫌気されている模様。

　「ワクチン効果（ＶＥ）が弱いため、グラクソスミスクラインのアレックスビーやファイザー<PFE>のアブリスボに対する同社のマーケティングメッセージはより難しくなる」と述べた。

　ＦＤＡの添付文書では、７０－７９歳の年齢層では同社のワクチン効果は７８％で、アレックスビーの９３．８％よりも遥かに低いことが強調されている。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース