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【材料】ヴィーバ・システムズが決算受け下落 厳しいマクロ環境で通期の売上高見通しを下方修正=米国株個別

(NY時間12:54)(日本時間01:54)
ヴィーバ・システムズ<VEEV> 173.81(-20.38 -10.49%)

 ソフトウエア開発を手掛けるヴィーバ・システムズ<VEEV>が下落。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気しており、第2四半期の売上高が予想を下回ったほか、通期の売上高見通しを下方修正している。

 同社は通期の下方修正について、マクロ環境は依然として厳しいとし、大企業がAI計画を進めている中で、いくつかの混乱も生じていると述べていた。

 アナリストは「ライフサイエンスの最終市場の動向が建設的だったことから、より高い回復力を期待していた。しかし、今回の結果はソフトウエアの低迷がさらに広範囲に及ぶ可能性があることを示唆している」と述べた。

(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.50ドル(予想:1.43ドル)
・売上高:6.50億ドル 24%増(予想:6.42億ドル)
  サブスク:5.34億ドル 29%増(予想:5.29億ドル)
  プロフェッショナル:1.16億ドル 4.1%増(予想:1.13億ドル)
・粗利益率(調整後):75.6%(予想:75.0%)
・営業利益:2.61億ドル(予想:2.46億ドル)

(5-7月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.53~1.54ドル(予想:1.52ドル)
・売上高:6.66~6.69億ドル(予想:6.75億ドル)

(25年度通期見通し)
・1株利益(調整後):6.16ドル(予想:6.14ドル)
・売上高:27.0~27.1億ドル(従来:27.3~27.4億ドル)

【企業概要】
 企業アプリケーション、マルチチャネルのプラットフォーム、顧客管理、コンテンツ管理ソリューションを提供し、米国で事業を展開するクラウドを基盤としたビジネスサービス会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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