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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドル買い抑制の可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

30日のドル・円は、東京市場では157円67銭から156円54銭まで下落。欧米市場では157円11銭から156円38銭まで下落し、156円81銭で取引終了。本日31日のドル・円は主に156円台で推移か。米長期金利の低下を意識してリスク選好的なドル買いは抑制される可能性がある。

米商務省が5月30日に発表した1-3月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率+1.3%と速報値の+1.6%から下方改定された。市場予想と一致したが、この結果を受けて年内利下げの確率はやや上昇した。個人消費の弱含みが影響したようだ。市場参加者の間からは「経済成長の減速がインフレ緩和に直結する保証はない」との声が聞かれているが、1-3月期の国内総所得(GNI)の伸びは昨年10-12月期との比較で大幅に鈍化しており、一部の市場参加者は「この点に着目すると米国の経済活動は段階的に弱くなっていることが推測される」と指摘。「年内に利下げが行われる可能性は極めて高い」と予想している。

《CS》

 提供:フィスコ

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