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【材料】ワークデイが決算受け大幅安 通期のサブスクの売上高見通しを下方修正=米国株個別

(NY時間09:48)(日本時間22:48)
ワークデイ<WDAY> 231.75(-29.15 -11.17%)

 クラウドによる給与計算など統合基幹業務システムを手掛けるワークデイ<WDAY>が大幅安。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。通期のサブスクの売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている模様。サブスクの売上は人事管理などの業務用ソフトウェアを提供する同社にとって重要な指標である。

 アナリストは「業績はまちまちで、売上高、契約収入、EBITは上向いたが、ビリング(未収請求を考慮した売上高)は未達だった。イニシアティブの進展はポジティブだが、短期的な成長見通しには懸念がある」と述べている。

(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.74ドル(予想:1.58ドル)
・売上高:19.9億ドル(予想:19.7億ドル)
  サブスク:18.2億ドル(予想:18.1億ドル)
  プロフェッショナル:1.75億ドル(予想:1.63億ドル)
・営業利益率(調整後):25.9%(予想:24.5%)
・受注残:206.8億ドル(予想:206.6億ドル)

(5-7月・第2四半期見通し)
・サブスク売上高:19.0億ドル

(通期見通し)
・サブスク売上高:77.0~77.3億ドル(従来:77.3~77.8億ドル)
・営業利益率(調整後):25%(従来:約24.5%)(予想:24.6%)

【企業概要】
 世界各国の企業・教育機関・政府機関向けに、財務管理・支出管理・人材管理 (HCM)・分析のためのクラウドベースのSaaSを提供する。データ、セキュリティ環境、ユーザエクスペリエンスを備えた統合スイートの定期的なアップデートをリリースし、支援する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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