【市況】株価指数先物【昼】 75日線水準での底堅さを見極めたいところ
日経225先物は11時30分時点、前日比440円安の3万8660円(-1.12%)前後で推移。寄り付きは3万8450円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8560円)を下回る形から、売り優勢で始まった。その後3万8360円まで下げ幅を広げたが、売り一巡後は押し目待ち狙いのロングやショートカバーが入る形から、中盤には3万8730円まで下げ幅を縮めている。ただし、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8800円)に接近する局面では戻り待ち狙いの動きが意識されやすく、終盤にかけては3万8600円~3万8670円辺りでの狭いレンジでの推移となった。
米国市場が下落した影響から売り先行で始まり、その後は25日移動平均線(3万8280円)辺りを意識したショートが入ったと考えられる。ただし、スキャルピング中心のトレードとみられ、下値の堅さがみられたことで、早めのカバーにより中盤にかけて下落幅を縮める動きになったようだ。+1σ接近で上値の重さが意識され、その後は75日線(3万8680円)近辺での膠着となっている。同水準での底堅さがみられるようだと、再びリバウンドを狙った動きが期待される。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に低下した。前日に日経平均株価をけん引していた指数インパクトの大きい値がさハイテク株が売られるなか、相対的にTOPIX型優位の展開となった。14.14倍で推移している200日線を再び下回ってきた。ただし、直近の保ち合いレンジの下限水準であることから、後場はNTショートを巻き戻す動きに向かわせる可能性がありそうだ。
株探ニュース