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【業界】【SBIグループ】サウジアラビア市場に投資するETF組成に向け業務提携 同国大手ICT企業と

 SBIホールディングス <8473> [東証P]はこのほど、サウジアラビアの大手情報通信技術(ICT)企業でフィンテック事業を展開するNational Technology Group(NTG)と、同国市場に投資するETF組成に向けた業務提携に関する基本合意書を締結した。

 NTGは1984年にサウジアラビアで設立された、売上高20億リアル(約800億円)、従業員3500名以上のICT企業。同国などに20以上のICT専門子会社があり、フィンテック事業も展開している。

 また、子会社のGTN Group Holdingsは中東、米国、英国、シンガポール、南アフリカ地域をハブとして、機関投資家向けのグローバルな取引・投資プラットフォームを提供している。

 SBIホールディングスによると、サウジアラビアは数十年にわたり続くと予想される経済変革と急成長を経験。また、サウジアラビア証券取引所は卓越したテクノロジーと規制環境を兼ね備えた世界最大級の取引所であり、「サウジアラビア市場のパフォーマンスを反映するETFは日本の投資家にとって魅力的な商品になると見込まれることから、ETFの組成に関して業務提携に向けた基本合意を締結した」としている。

 今回の基本合意に基づき、業務提携を検討しているのは以下の項目。

(1)SBIグループは資産運用事業を展開する子会社を通じて、サウジアラビアの株式市場で取引される特定カテゴリーの株式に投資することを目的としたETFを組成し、日本で上場
(2)GTNは、ETFがサウジアラビアの規制要件を満たしていることを確認し、同国株式市場へのアクセスを技術支援し、ETFに関する調査、執行、決済など各種サービスを提供
(3)GTNは、組成されたETFをそのプラットフォーム上でグローバルに宣伝

 なお、SBIホールディングスでは「業務提携の内容は、上記項目に限らず、SBIグループとNTG社の双方の合意により拡大する可能性もあります」としている。

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