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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、エヌビディア決算を見極め

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(11時30分現在)

S&P500先物      5,331.00(-0.75)
ナスダック100先物  18,747.25(-15.75)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は15ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ


20日の主要3指数はまちまち。ナスダックは3日ぶり反発、S&Pは続伸も、ダウは196ドル安の39806ドルと反落で取引を終えた。前週末の40000ドル突破で達成感から利益確定や持ち高調整の売りが先行。足元のインフレ指標は鈍化を示したが、引き締め的な金融政策の維持に前向きな連邦準備制度理事会(FRB)当局者の見解が長期金利を支えた。一方で、エヌビディアの業績期待から主力ハイテクが買われ、指数を押し上げた。


本日は下げ渋りか。このところの低調な経済指標を受け、市場では9月から年2回の利下げ実施に期待感を強めている。ただ、FRB当局者はインフレ指数が目標達成に距離があるとして、なおタカ派的な政策スタンス。長期金利は底堅く推移しており、今晩は積極的に買いづらい地合いとなりそうだ。特に明日のエヌビディアの決算発表が注目され、前日買われたハイテク関連は動意が乏しく全般的に様子ムードが広がりやすいだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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