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【材料】フリービット---日本最大クラスの病床数/臨床データ基盤を持つ藤田学園と共同研究開発を開始し医療DX分野へ参入

フリービット <日足> 「株探」多機能チャートより

フリービット<3843>は20日、藤田学園藤田医科大学内「ヘルスケアデータアーキテクチャーセンター(センター長:村井純/内閣官房参与、デジタル庁顧問、慶應義塾大学教授) 」と連携して、藤田学園が保有する日本最大規模の医療情報(医療ビッグデータ)を活用し、同社が保有するweb3を含む特許技術などと連携して、共同研究開発等を行うことを発表した。
超高齢化社会を前に、政府は新しい医療計画として「医療DX令和ビジョン2030」などを掲げ、病院間の情報共有体制の整備や、医療機関・患者・自治体がセキュアな環境のもとでデータを利活用できるデータ基盤の構築など、医療におけるデジタルトランスフォーメーションを推進している。
本共同研究開発では、政府が推進する「医療DX」と「Trusted Web構想」の概念設計に基づくサービスを構築し、国家としての課題解決目標でもある「データの信頼性と検証可能性の向上」、「国民の健康増進と医療サービスの質の向上」の実現を目指す。これにより、患者個人、病院や研究機関、国や自治体の間で医療情報をセキュアかつ便利に連携できるようになる取り組みが可能となる。
同社と藤田学園は、今後は合同で新会社を設立することなどを検討しながら、Trusted Webの概念に沿ったサービスを構築していく予定としている。また、ノード数において世界第3位の規模を達成した同社独自のL1ブロックチェーン技術を活用した非中央集権型セキュリティを加えたシステムを利用するヘルスケアデータなどの管理・活用分野や、マイナンバーカードをトラストアンカーとする認証基盤の運用などにおいて、同社が独自のモバイルサービス(トーンモバイル)等を通して培ってきた、ユーザーのライフログを健康管理に活用する身近な個人健康記録(Personal Health Record)管理領域の技術でも密連携を行い、各病院や研究機関、国および自治体などに幅広く技術提供を行うことを目指す。
同社はこれを機に、次期中期経営計画『SiLK VISION 2027』の主要テーマである5G/web3の「社会実装」に向けて、トーンモバイルで培った5G/web3時代を見据えた技術やサービスを自社以外のスマートフォンを含む幅広い機器で展開可能とする「TONE IN」戦略も視野に入れ、医療分野においても、幅広い形で最先端の技術やサービスを提供する取り組みを進めていくとしている。

《SO》

 提供:フィスコ

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