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【材料】天昇電気工業---24年3月期は2ケタ増収増益、日米の成形関連事業が堅調に推移

天昇電 <日足> 「株探」多機能チャートより

天昇電気工業<6776>は15日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比12.6%増の269.05億円、営業利益が同75.7%増の10.62億円、経常利益が同75.8%増の13.22億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.0%増の9.48億円となった。

日本成形関連事業の売上高は前期比5.0%増の202.47億円、セグメント利益は同34.1%増の5.68億円となった。
前期まで新型コロナウイルス感染症及び半導体の供給不足により、納入先である自動車メーカーの完成車工場で操業停止や減産が実施されていたが、これらの解消により売上、利益ともに好調に推移している。

中国成形関連事業の売上高は前期比38.9%減の4.45億円、セグメント利益は同86.2%減の0.09億円となった。前期は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり需要に連動したICトレイの販売が好調であったが、今期はその反動もあり、計画を下回っている。

アメリカ成形関連事業の売上高は前期比65.0%増の59.27億円、セグメント利益は2.40億円(前期は1.32億円の損失)となった。メキシコ第二工場稼働に伴い生産量が大きく拡大した。

不動産関連事業の売上高は前期比1.0%減の2.84億円、セグメント利益は同1.5%増の2.37億円となった。相模原市の土地・建物、二本松市所在の土地から構成されている。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.5%増の300.00億円、営業利益が同31.7%増の14.00億円、経常利益が同5.8%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.2%減の9.00億円を見込んでいる。

《SI》

 提供:フィスコ

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