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【市況】日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感は緩和

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比-0.60(低下率3.45%)の16.79と低下した。なお、高値は17.38、安値は16.79。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。ただ、日経225先物は昨日までの3日続伸で770円上昇していることから、今日の下げは健全なスピード調整の範囲内という見方があり、取引開始時点で市場心理が悪化することはなかった。また、取引開始後に日経225先物が下値の堅い展開となったこともあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは次第に低下幅を広げる動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《SK》

 提供:フィスコ

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